御殿場砂漠
富士山御殿場口登山道に
入ってみました。
F-2戦闘機の爆撃を見下ろす作戦で
二子山か宝永山を考えましたが
結局、雲の発生で無線と砲撃音だけの
登山になってしまいました。(笑)
太郎坊から朝7時に出発すると
ブルドーザー道を走るブルに
遭遇しました。がんばる
日本一のヒルクライマーです。
大石小屋からストレート道路から
富士山頂までのルートです。
ブルドーザー道は御殿場口道に
隣接して設置されています。(緑)
登山道は踏み固められていますが
部分的には火山砂礫なので
フワフワしています。(青)
下山道は砂走りのダウンヒルの
ストレートでフカフカでザラメの雪渓の
ような踏み味です。(赤)
活動している山小屋からトイレをもって
下山してくる姿です。 富士山のトイレって
トイレごと回収してるの?
ちなみに御殿場口登山道は昔は
メイン登山道でしたが、現在では
麓の大石小屋だけは運営していますが
七合目までの間の小屋は全て閉鎖して
廃墟と化しています。
休憩ポイントにはなっていますけどね。
河原などで見かける
アザミより妙に巨大な花だなあ。
砂漠の花って不思議な感じ。
背景の不浄流しの火山灰の
富士山東斜面はヒクルライムな
古の場所です。今ではもう世界遺産にむけ
規制のガンジガラメです。
でも植生で緑化した富士砂漠なんて
キモチワルイだけだけどなあ。
なんにせよ大沢崩れのようにどんどん
崩れるのも自然、植生が戻るのも自然。
ただ植樹するのは大間違いだと思う。
結局は観光関係者が儲けるために
がんばってるって事なのかなあ。
徐々に雲が出てきており、
すでにF-2戦闘機の艶姿は無理と判断。
登山者はけっこういますが行列のできる
主力登山道の比ではありませんね。
スカイラインの富士宮口登山道、
スバルラインの吉田口登山道が
入山ポイントとして標高が高く、
手軽にアプローチできるため路上駐車の嵐ですもん。
御殿場口登山道でも砂走りで下山利用する人はいるけど
須走口登山道とともにマイナーなルートで、距離も長く
砂礫の歩道は富士山登山では厳しいルートと言われます。
ランドマークである自動車の残骸。
さらに酷く錆びて潰れてきたなあ。
冬には雪の下になるし、溶岩の崩落や
鉄分の多い環境は錆びも呼ぶからね。
けっこう高い位置までヒルクライム
するんだよなあ。本当に悪い人たちだぁ。
という事にしておこう。
眺めるとダウンヒルで燃える
男達を発見。富士登山駅伝じゃ
ないんだけど、男のロマンを
追求してしまうのね。って言うか調子に乗ると
ブレーキがかからなくなるんだけどね。
でもそんなに崖っぷちって
事でもないので、楽しんで
転倒しちゃってるのかも。(笑)
怪我しないでね。
閉鎖小屋の手前から富士山山頂を
見上げます。わずかながら雪渓が
残ってるね。ああっ!!雪遊びして~!!
七合目まで上がれば火山灰の
砂礫帯から脱出できるんだけどなあ。
なんかスカイラインやスバルラインの
富士山の姿に慣れるとこの景色は
白馬の大雪渓な風景に見えるなあ。
赤い名月草と白いフジイタドリが
混生していますね。こんな砂漠でも
原色な花があるといいねえ。
標高2637mで今回はここまで登山道でのぼり、
下山道へショートカットして砂走りで下山しました。
登りで4時間、下りで2時間弱って感じでした。
健脚の人ならあと3時間半あれば富士山頂に
到着できるでしょう。
なんせ日中日帰りなんだもんで。
もう山頂がはっきり見えない斜度
までになってるね。
この標高が富士山スカイラインの
駐車場の標高に近いのです。
つまり、登り4時間がペナルティになる
のねえ。けっこうマゾなルートだな。
恐るべし御殿場口登山道!!
でもマニアにはたまらないんだろうなあ。
かき氷を食べちゃいます。
でも夜の気温は16℃でした。
けっこう外で寝てたら寒かったのよ。
砂走りは足をかばって走るも
けっこう背骨、膝、腰への影響が
大きいね。体重が凶器になる。
あまりにキツイ状態で今日は
有給休暇にしちゃった......ヨワヨワヨレヨレ
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コメント
富士総合火力演習の季節なんですね。
数年前に訪れた事が懐かしく思い出されます。
また機会があれば見学に行きたいもんです。
投稿: ほっけ | 2007年8月28日 (火) 07時56分
繰り返し同じものを見るのもなんなんですけどね。
今回はアパッチも投入されたし、
F-2も出動してるので、
たまには見に行きたいには行きたいねえ。
今回も土曜日の予行チケットの話があったのですが
ジムニーの修理があったもんで。(残念)
でも、オバさんから新防衛相に変わったけど
誰も防衛大臣にはなりたくなかったような報道。
どっちにしろ自衛隊は派遣問題もドロドロな
民主党との泥沼戦になって行くでしょうからね。
適当に訓練でノホホンとできるような
平和に日本であることを願います。(笑)
投稿: きぐこまんだー | 2007年8月28日 (火) 19時59分