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2007年12月10日 (月)

アバンティのふるさとへ

Hakushu01 入笠山からはやめに
下山してきたので午後から
南アルプス天然水少女の
ふるさとサントリー白州蒸留所へ
うかがってみました。八ヶ岳と南アルプスに
挟まれた広大な森の中にサントリーの
ウイスキー工場は鎮座しています。
Hakushu02 アバンティな世界。
サントリーの主力蒸留所の
白州蒸留所の製品は
もちろんウイスキー。
そして、ウイスキーの仕込水と
同じ南アルプス天然水です。
一般見学もできます。
入場受付してウイスキー博物館へ
入るとガイドツアーの申し込みもできます。
Hakushu03 まずは仕込、発酵の工程です。
発酵層には3日間発酵が
進められるそうで、初日の
炭酸ガスでアワアワな
ビールのような状態のタンクを
覗きます。まあ、原料は大麦ですから
基本的にはビールと同じ状態です。
Hakushu04 発酵の次は蒸留します。
ポットスチルの単式蒸留釜で
2回蒸留します。
部屋は暑く入れません。
下部で1000℃ちょいで加熱しているそうです。
この状態ではウイスキーはまだ無色透明な訳だすな。
Hakushu05 30~40年使用された
樽はリチャーと呼ばれる
内部を焼く工程があります。
これはアルコールが染み込み
樽の内部が劣化しているため
表面をパチパチと焼いて割れさせ新しい
表面を露出させる意味があるみたい。
しかも焼いた時にバニラ成分が
出るので、ウイスキーはバニラアイスの
ような甘い匂いはこの工程が影響
してるそうだ。もちろん火を消す
タイミングもノウハウで職人芸です。
Hakushu06 貯蔵庫は撮影禁止です。
この写真は博物館に
あるものです。
実際は金属の可動棚で
かなり巨大設備です。何棟もあるし。
また倉庫内の匂いはかなりの
ウイスキーの香りです。
天使の取り分なんでしょな。
現在、サントリーのブレンダーは7人。
ここで一番熟成できた樽をチョイスして
「白州」のようにシングルモルトで
同じ蒸留所の樽でブレンドされる個性的なもの、
「オールド」(ダルマ)のように
山崎、知多の蒸留所のモルトとブレンドされる
安定したブレンデッドウイスキーになる訳です
ちなみに棚の上部は乾燥しており
足元のものは湿気が多い。樽の材質の他でも
色々な要素が味の違いになるようです。
Hakushu07 ツアーのラストは
ゲストルームで試飲です。
12年もの白州と山崎の
水割りが出されました。
もちろん未成年とドライバーは
なっちゃん、伊右衛門など
ソフトドリングが出されましたけどね。
色々と説明していただけます。
白州は森の蒸留所。森で熟成させると
乳酸菌が入るのがポイントらしい。
また、京都の山崎は竹林の蒸留所。
ここは三つの河川が霧を生み
湿度のある環境が個性を産むようです。
しかし、知多半島って美味しい水あるのかなあ?
あそこは矢作川の農業用水しかなかったりして...
で、知多のシングルモルトってのも
あるにはあるようだけど.....
Hakushu09 ちなみに水割りにするなら
同じ仕込水である
サントリー南アルプス天然水を!!
ロックもチャック付きの袋で
凍らせて割ると良いそうです。
まあ、混ぜ方は水を入れる前に7回半がいいって
力説されておりまっした。発熱を抑えて
水っぽくなくなるんだって。
ともあれ天然水少女のみなさんとっても綺麗どころ
集めていらっしゃるわ。さすがサントリー!!
Hakushu08 博物館の展望台からの
鳳凰三山。
蒸留工場の建屋が聳えます。
アバンティな人々も
この聖地のおかげで
「あはははーはーん」と笑って
いれるのかもなあ。
ねえ、ジェイク。おっと.....
今のバーテンダーはスタンかぁ。

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コメント

知多の蒸留所はサントリー本社管轄でなく
系列会社のサングレイン知多蒸留所でした。

白州、山崎はモルトウイスキーを造り
知多はグレーンウイスキーを造ります。
モルトは発芽大麦を原料とし
グレーンはその他の小麦、ライ麦、
トウモロコシなどを原料とします。
輸入拠点として三河湾を選んだのかなあ?
モルトグレーンのブレンデッドは
名古屋のごちゃ混ぜ文化とシンクロするきゃ?

ちなみにニッカは
余市蒸留所、宮城蒸留所
キリンは御殿場蒸留所がありましゅ。

投稿: キグ補遺版 | 2007年12月12日 (水) 19時53分

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