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2008年1月23日 (水)

第五十番札所 東山 繁多寺

Henro50 お遍路の起源ですが、
空海こと弘法大師が
四十二才の時に四国霊場を
開創したとされます。
その後、弟子の真済僧正や真如親王たちの
修験者や僧侶が弘法さんの遺徳を慕い
巡礼という形式が始まったそうです。
辺境の海岸線の道を辺路(へじ)と
呼び、紀伊半島や四国の海岸線を
巡る修行を辺路修行とし、
これが遍路になったとされます。
修行ではありますが、その土地を
しっかりと見ることは、空海の
遣唐使時代でも基本であり、
それこそが、遍路という言葉に残る
「辺境スピリッツ」だと思います。

Henro50a ■ 第五十番 東山 繁多寺
■ 愛媛県松山市畑寺町
■ 御本尊 薬師如来
■ 真言 オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ
■ 宗派 真言宗豊山派

どっと疲れた気分の次の
お寺は少し心が安堵します。
「はたでら」の愛称のある
繁多寺(はんたじ)は鎌倉末期に
時宗開祖の一遍上人の修行地で
浄土三部経も奉納されています。
また江戸時代には家綱の念持仏である
歓喜天が安置されたそうです。

Henro50b 境内は高台になっており
貯水池が邪魔になって
しまっていますが、
松平家十五万石の城下町
松山市街地がしっかり展望できます。

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