善光寺詣ででお血脈
長野市の代名詞とも
言える善光寺。
善光寺の宗派を聞かれると
困ってしまいます。
天台宗と浄土宗の別格本山でも
ありますが、基本的には単立寺院です。
宗派の分かれる以前からある
寺院として、宗派の別なく
お参りできるお寺なのです。
神社がお伊勢参りなら
寺院は善光寺詣でと言われる程です。
■ 定額山 善光寺
■ 長野県長野市元善町
■ 本尊 一光三尊阿弥陀如来
■ 宗派 天台宗・浄土宗別格本山
■ 百観音お礼参りの寺
本尊は日本最古の仏像の
一光三尊阿弥陀如来。
完全なる秘仏で日本仏教の
根本とされ宗派を超えたすべての人々を
受け入れる事を旨としているそうです。
内々陣の御本尊の宮殿を拝する事になります。
善光寺参道の
石畳を歩くと
現れるのは仁王門。
写真は仁王さまの
お御足は筋肉質の造形が見事です。
重文の三門をくぐり
国宝の本堂に入ります。
本堂の内は撮影禁止。
外陣、内陣、内々陣と
配置され、内陣券を購入して
内陣から拝む事ができます。
また有名なのは「お戒壇めぐり」です。
内々陣の瑠璃壇下の真っ暗闇の
回廊をゆるゆると歩くのです。
「極楽の錠前」を探しあて御本尊との
結縁をする道場となっています。
また1月7日~15日までの期間に
ちょうど「御印文頂戴」という行事を
行っていました。落語の「お血脈」で
知られる御印文の三判の法印を
頭のてっぺんにペッタンコと押すのです。
これで極楽往生が約束されるのだそうだ。
さて外は雪がどんどん
ブリザードになってきました。
内陣券で経蔵(重文)と
日本忠霊殿(善光寺資料館)
にも入ることができます。
経蔵は輪蔵になっており
これを一周回すと一切経を読んだ
のと同じ功徳となるのだそうです。
また忠霊殿には本尊の分身仏が
安置されており、阿弥陀如来、
観音菩薩、勢至菩薩の一光三尊
阿弥陀如来を見る事ができます。
勢至菩薩は午年の守り菩薩なんですよね。
ちなみに六年に一度の御開帳は
本尊ではありません。本尊の
身代わりの前立本尊になるのです。
ここは天台宗が
管理する大勧進
の厄除不動です。
後厄が本厄より
一番キツイそうなので
よろしくお願い申し
上げます!! しっかり
般若心経を唱えます。
日本三大不動霊場と
朱印には押されています。
結構、三大不動を名乗る
お不動さんは多いの
ですけど、厄除不動として
有名で、多くの厄年の
方々も来ていました。
ともあれ、あんまり三大は
気にしないでいきましょう。
善光寺の栗ごはん。
お上品です。
でも暴食は我慢しなきゃね。
本来は小布施の名物です。
蕎麦と栗ごはんが長野のロマンだわん。
栗はマロン!!
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