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2008年2月20日 (水)

女房酔わせてどうするつもり?

Nikka01 先日、サントリー白州蒸留所
に行きましたが杜の都の
ニッカウイスキー仙台工場
宮城峡蒸留所へも行ってみました。
R48作並街道は仙山線が並走しています。
西仙台ハイランド駅と作並駅の
間にニッカの蒸留所はあります。

Nikka02 ニッカウイスキーは
現在、アサヒの子会社に
なっています。
サントリーの蒸留所は
モルトの白州、山崎、グレーンの知多。
一方、ニッカの蒸留所はモルトの余市、
宮城峡、グレーンも宮城峡となります。
ニッカの貯蔵は柏などの工場でも行われて
いますが、蒸留所は余市と宮城峡になります。
写真中央がはキルン塔です。
右端の建屋がカフェグレーンの
カフェスチルの蒸留棟です。

Nikka03 水は新川川(にっかわがわ)
の伏流水を使用します。
でも、ニッカの語源は新川
ではなく前身の大日本果汁
から来ています。写真はビート。
キルン塔は麦芽の乾燥に使われ、
燃料は泥炭層のビートとなり香りの
ポイントにもなります。

Nikka06 糖化・発酵工程の
仕込み棟です。
写真は糖化釜の次の
発酵タンクの並びです。
サントリーは木製の巨大な樽でしたが、
ニッカではステンレスぽいね。

Nikka05 制御室の風景です。
シンプルだね。
ちなみにモルトの味の特徴は
余市は香ばしく力強いと言われ、
宮城峡はマイルドでソフトな味と
なるそうです。これはポットスチル
の違いとが大きく影響するようです。

Nikka04_2 蒸留棟のポットスチルです。
余市はストレート型で微粉炭の直火
なのですが、宮城峡はバルジ型で
スチームによる間接加熱。
低温でゆったりした単式蒸留を
二回おこなう事でまろやかな味を
引き出しているんだって。
そしてニッカには造り酒屋として
の心意気である「しめ縄」がかかります。
ちなみにグレーンではカフェスチル
という連続式蒸留機を使用します。

Nikka07 熟成工程となる貯蔵庫です。
サントリーと異なり自動倉庫の
機械化はされていない
昔ながらの赤レンガ。
白州では撮影禁止でしたが
ニッカは問題無しでした。
赤いオベベの案内嬢もよっこらしょ!!

Nikka08 樽のサイズと種類を展示。
1バーレルは基本的には
180Lです。ちなみに
サントリーと違って空調は無し。
ニッカが蒸留所を北国に
拘るのはそのためですとの事。
もちろん天使の分け前の説明も
ばっちり。ニッカでは各年代の
変化を香りでわかるように
蓋をあけたサンプル樽がありました。
バニラの香りもバッチリするなあ。

Nikka09 ゲストハウスで試飲です。
余市と宮城峡のモルトと
宮城峡のグレーンのブレンデッド
ウイスキー「鶴」の17年モノと
シングルモルトの「宮城峡」の10年モノが準備されます。
水割りの作り方もサントリーとは入れる順序が逆。
対抗心あるね。ちなみ果汁を蒸留するブランデーは
ニッカでは弘前工場で生産しています。
もちろん果汁は葡萄でなく林檎です。
ブランデー樽に入れたアップルワインも
準備されて、同行のWakoさんはこれを
お土産に買ってましたわ。

Nikka10 蒸留所から見えるのは
目の前に鎌倉山が見えますが
雪山ぽいのは大東山(1366m)と面白山(1264m)
ですね。この山の後ろに山形の山寺があります。

Nikka11 お土産はシングルカスクの12年。
1つの樽から出した原酒です。
バレンタインの時期でもあったので
小型の樽に詰められた
チョコやワインゼリーもなかなかグー!!
きんぐ おぶ ぶれんだーず!!



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