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2008年4月16日 (水)

松代象山あんず姫

Zosan01 志賀高原から下界へ。
久しぶりに春うららな
松代を散策してみました。
まずは無料休憩所になっている
山寺常山邸に入ってみます。
大きな池には人面魚が?
いえいえ普通の鯉ですね。

Zosan03 松代象山地下壕へ向かう
途中に桜と梅、そして
あんずが見事に花開く
黄檗宗の禅寺に寄ってみました。
伊予宇和島藩主の伊達宗利の息女
あんず姫こと豊姫が第三代松代藩主
真田幸道にお輿入れの際に
苗木を持参し寺に植えたのが始まりです。
当時のままの杏の花が白く綺麗ですね。

Zosan02 ■ 象山 恵明禅寺
■ 長野県長野市松代町西条
■ 宗派 黄檗宗
■ 本尊 釈迦如来

豊姫の墓所もこのお寺にあります。
アプリコットな気持ち。
現在は改良品種のあんずが
千曲市のあんずの里に日本一の
規模で栽培されています。

Matsusiro01 松代象山地下壕にも
久しぶりに入ってみます。
太平洋戦争で大本営、政府各省庁を
帝都から移動させる作戦があり
松代の象山、皆神山、舞鶴山に
それぞれ大規模に碁盤の目のような
地下壕が掘られたのです。
見学できるのは象山の500m区間。(無料)
300万人の住民と朝鮮人の強制労働で
掘削された本土決戦の最後の砦だったのです。
もちろん終戦が先になってしまった訳です。
ちなみに某エヴァンゲリオンで松代が
第二東京市として表現されるのはこのためです。

Zosan04_2 象山神社にも寄ってみました。
桜花にミツバチもブンブン。
カブスカウトも集会しており
のんびりした神社です。
御祭神は佐久間象山という幕末の先駆者。
海防八策を上申し横浜開港を主張し、
また塾で維新派の勝海舟、坂本龍馬、
吉田松陰、橋本左内を排出した人物です。
電信の発祥の地とも知られ、ゆえに
智恵の神、学問の神とされています。

Zosan05 ■ 象山神社
■ 近代社格 県社
■ 主祭神 佐久間象山
■ 長野県長野市松代町

社務所では「ちえもち」も売っていました。
甘くて懐かしい感じの味です。



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