白山中宮平泉寺の越前馬場
現在では登山道が整備された北陸の
霊峰「白山」だが、本来は修験道の山だ。
平安初期に開かれた白山登山口
である馬場(禅定道の起点)は
加賀馬場(白山本宮・白山寺)
越前馬場(白山中宮・平泉寺)
美濃馬場(白山本地中宮・長滝寺)
の三つで、それぞれ、手取川、
九頭竜川、長良川の筋となります。
加賀馬場が平泉寺白山神社です。
平泉寺は泰澄の開いた天台宗の寺で
白山信仰と習合ミキシングされます。
御手洗池(平泉)の中になる影向石に
白山大神が現れました。泰澄が
十一面観音のお告げを聞いた
とされる境内の核心部でもあります。
苔の絨毯が山の神社を感じ
させます。写真中央に見える
のは拝殿で、裏に本社があります。
もちろん北陸越前は一向一揆の
激戦区だった場所で、天台宗の平泉寺は
僧兵を抱える48社36堂6千坊の巨大寺社ゾーン
であったが一向宗の門徒は本願寺の支援も受け
平泉寺は焼き討ちにあって滅びてしまいました。
■ 平泉寺白山神社
■ 近代社格 県社
■ 主祭神 伊奘冊尊
■ 福井県勝山市平泉寺町平泉寺
本社の奥には禅定道
の入口となる三宮があり、
ここからはシングル
トラックになります。
白山まで三頭山(778m)と
法恩寺山(1356m)を経由する
40kmのロングコースです。
午前中の雨でちゅるちゅるで
滑る急斜面の尾根道だ。
三頭山の南西尾根を
20~30分のぼると
目標の剣之宮です。
ストック無しのスニーカーなので
二度ほどこけてしまったよ。さらに石畳で
こけてカメラ壊すし。(笑)
管理された立派な神社というより
山の中のひっそり鎮座する神社で、
俗っぽさが無いので好きな神社です。
江戸時代に平泉寺再興に尽力した
顕海の位牌所(塔頭)がる顕海寺は
神仏分離後でも残っています。
近くには悪僧東尋坊が住んでいた
場所もあります。東尋坊はまさに三国
の東尋坊で突き落とされて
殺されてしまうのですけどね.....
■ 霊應山 顕海寺
■ 平泉寺六千坊旧跡 塔頭
■ 福井県勝山市平泉寺町平泉寺
■ 御本尊 阿弥陀如来
■ 宗派 天台宗
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コメント
このlogとはまったく関係ありませんが、先日のPENTAXのデジカメについて、いい記事が掲載されていたので、そこのlogにhPのアドレスをカキコしておきました。ご確認アレ!!
投稿: imapyon | 2008年9月27日 (土) 15時43分