円空の寺、飛騨千光寺
飛騨高山のお寺を
地図で確認すると
けっこう山の中へ入る
千光寺が目についた。
麓の入口のお堂には
お地蔵さんかな?と
思ったから円空仏が
コーラス状態でした。
こりゃ怪しいお寺だっ!!
林道クラスの細い舗装
路を登ると紅葉の本堂
に到着です。でもしっかり
と積雪してるね。本堂の
前で般若心経を唱えよう
としたら雪かきのおねーさん
が本堂の中でどうぞって
案内してくれました。(感謝)
■ 袈裟山千光寺
■ 御本尊 十一面千手観音
■ 宗派 高野山真言宗
■ 岐阜県高山市丹生川町下保
江戸中期に円空上人が数年
滞在しており、円空仏の寺で
有名な千光寺なのです。
63体の円空仏が残ります。
飛騨の豪族である両面宿儺の
開山で、寺院としては真如親王
の開基となります。
本堂の天井は血天井と言われ
狩野深雪の描いたもので、もと
は床の板だったのだそうです。
武田軍の侵攻で武将がここで
切腹し、その血まみれの床に龍の絵を描き
天井の板として残したのです。血なまぐさい話
だけど、歴史を感じるストーリーが龍の
天井絵には隠されていました。
美濃国生まれの円空は
天台宗の僧でした。
一カ所に留まらず、
行脚しながらの造仏
活動というのは、木喰
上人にも見られ、旅人の
大事ななにかを感じるなあ。
円空の独特な作風は
木っ端仏にも見られ、
粗削りな仏様を12万体も彫ったと
言われます。その素朴でシンプルな
仏像は朗らかなお顔も特徴的です。
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