国府宮のなおいぎれ
ETC装着実走テストで
東名豊川ICから100km
圏内である名神一宮IC
まで走ってみました。
半額モードはもちろんだけど、
料金所の厄介な作業が
無いのが一番だなあ!!
一宮から少し南下して
稲沢国府宮へ向かいました。
総社は一之宮と異なります。
国府に赴任した国司が
国内の全ての神社を
巡礼しなければいけません。
総社はそれを簡素化するために
一所にまとめて地域内の神々を集め祀った神社です。
だから国府の近くにあり、国分寺ともシンクロします。
平安時代に設けたため廃れた神社も多いですが、
再興したもので有名なのは備中の総社ですね。
また尾張の国府宮も「はだか祭」で有名です。
正式には「難追(なおい)神事」で、国分寺の
悪霊退散の祈祷がきっかけで、国府宮でも行われ
お守りの「なおいぎれ」を受ける事もできます。
一之宮は国津神(大国主)が祀られる事が多いが、
この順番は国司が国内を巡礼する順番の指定番
という説が有力です。中央の二十二社、律令制に
おける各国の総社制と参拝順の一宮制が
いろいろと絡みあった神社制度。色々な視点で
見ていきたいものだ。
■ 尾張大国霊神社
■ 通称 国府宮神社
■ 尾張国総社
■ 近代社格 国幣小社
■ 主祭神 尾張大国霊神
■ 愛知県稲沢市国府宮
稲沢市内の寺院も2ヶ所
ほど参拝してみました。
性海寺の開基は空海で、
東寺から熱田神宮へ参る途中に
大きな塚を造り金銅の歓喜天を
埋めて国家安泰と万民豊楽を祈った
事が起源となるそうだ。
本堂、宝塔、多宝塔、木造漆塗五輪塔が
国重文に指定されている。写真は
愛染堂でその背後に多宝塔があります。
■ 大塚山 性海寺
■ 御本尊 阿弥陀如来一光三尊仏
■ 宗派 真言宗智山派
■ 愛知県稲沢市大塚南
国府のあった国府宮であるが
国分寺は史跡として跡地が残る。
現在の国分寺は国分寺堂を
遷した円興寺を改称した国分禅寺だ。
臨済宗妙心寺派の国分寺は次回
参拝するとして、旧国分寺の支院として
創建された安楽寺に寄ってみました。
平安後期の木造十一面観音立像は
重文の秘仏です。桜のトンネルも
まだ開花にははやかったなあ。
■ 大慈山 安楽寺
■ 御本尊 十一面観世音菩薩
■ 宗派 臨済宗妙心寺派
■ 愛知県稲沢市船橋町
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