飛騨高山の寺を巡る
■ 医王山 飛騨国分寺
■ 御本尊 薬師如来
■ 宗派 高野山真言宗
■ 岐阜県高山市総和町
高山駅前にある飛騨国の
国分寺には立派な三重塔
が残ります。写真は室町時代
の建築である本堂と樹齢
1250年の大銀杏です。
乳垂れしており乳銀杏と呼ばれます。
山門の外には六地蔵と
庚申堂があります。
庚申堂は奈良町でも見られた
「身代り猿」がぶら下がっています。
飛騨では「さるぼぼ」が有名ですが
元祖はこの「身代り猿」なんですよね。
青面金剛(帝釈天)が祀られています。
もちろん庚申信仰は道教の民間信仰で
庚申の日に夜寝ると三尸の虫が抜け出て
天帝に告げ口をして、命を奪わせるといいます。
昔は徹夜をして寝ないようにしましたが
青面金剛が三尸の虫を喰ってしまうので
祀るようになり、天の邪鬼が嫌いな
身代り猿を吊るし、三尸の虫が嫌いな
蒟蒻を食べる風習ができたようです。
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■ 真龍山 宗猷寺
■ 御本尊 釈迦牟尼仏・聖観世音菩薩
■ 宗派 臨済宗妙心寺派
■ 岐阜県高山市宗猷寺町
東山寺院群で一番
良い雰囲気のあった
宗猷寺へ参拝してみました。
落ち着いた禅寺の感じが良いです。
観音堂には廃寺になった大威徳寺
から遷された聖観音、薬師、地蔵
菩薩が安置されています。
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■ 桜雲山 相応院 (高山聖天)
■ 桜山八幡宮 別当寺
■ 御本尊 不動明王
■ 宗派 高野山真言宗
■ 岐阜県高山市桜町
本尊はお不動さんの相応院
ですが、珍しく大聖歓喜天
すなわちガネーシャの像が
見る事ができます。飛騨で
唯一、聖天さんの浴油供養が行われます。
稲荷尊天と薬師如来の円空仏もあるそうです。
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■ 妙高山 大隆寺
■ 御本尊 釈迦牟尼仏
■ 宗派 曹洞宗
■ 岐阜県高山市春日町
城山の西麓に鎮座する
高山城主金森頼直の菩提寺。
灌漑を兼ねた用水池があり
重厚な弁天堂が造られていました。
弁天堂は市重文です。
妙見堂も本堂の脇にありました。
境内の軒下にあった
優しい顔の仏さん。
自然木を彫り出した
素朴さが素敵です。
ブリキの屋根も
ほのぼのしますね。
こういう出会いも
縁なのだなあ。
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