美濃・若狭・丹後の国府を巡る
土曜は天気が良かったけど
日曜はまた時化ましたね。
今日はえらく寒いしね。
美濃、近江、若狭、丹後の
各国をまわってみました。まずは
美濃国は南宮大社周辺で総社を探せ!!!
なんとか国府跡を発見だよ。
正面には政庁の正殿、脇殿のあった
場所で東に朱雀路が延びていました。
そして国府跡に隣接する
南宮御旅神社。ここが
総社であるとも言われ
るが、総社ではなく実際
は国府宮のようです。
白髭神社と並んで南宮
御旅神社が鎮座して
いました。
■ 南宮大社摂社 南宮御旅神社
■ 美濃国 国府宮
■ 近代社格 村社
■ 主祭神 金山姫命
■ 岐阜県垂井町府中
南宮御旅神社について
南宮大社社務所に再び
二週連続で訪れ伺ってみた。
すると、やはり総社ではなく
総社は駐車場脇になる境内末社の
数立神社という小さい御社でした。
詳しい神主さんにかわって説明を
もらいましたが、決して総社だからと
大きい御社である訳ではないとの事。
なるほど勉強になります。一つの神社に
一宮、総社、国府宮があると、各社の意味を
考えるのにちょうど良い南宮大社ですにゃ。
■ 南宮大社末社 数立神社
■ 美濃国 総社
■ 主祭神 塩土老翁
■ 岐阜県垂井町宮代峯
南宮大社の奥にある神宮寺の真禅院へ。
禅の文字のあるので禅寺かと思ったら
美濃でも数の減った天台宗のお寺でした。
神仏分離でも信者が多く廃寺を免れたのは良かった
ですね。御朱印は十一面観音の観音堂。このお寺の
十一面観音さんの真言がオン ロケイジバラ キリクです。
真言宗ではオン マカ キャロニカ ソワカですが
天台宗ではけっこう色々な真言が存在します。
密教では胎蔵界、金剛界で真言が異なる事がある
のは知っていたのですが、住職に聞くと、それだけ
ではなく大呪 中呪 小呪の違いで異なるのだとか。
真言宗は宗派内では割りと統一されているそうですが、
天台宗は流派で異なる傾向があるそうです。
実際、昔はオン マカ キャロニカ ソワカで教わった
そうですが、本山からオン ロケイジバラ キリクにしなさい
と通達が来たそうで、色々な絡みもあるようです。
また読みに関しても、インド国内でも南印と中印で
方言のような感じで仏典も異なります。空海さんの
時代には両方の言語が伝えられましたが、そのうち
宗派ごとにどちらかを選択するようになったようです。
最近テレビで取り上げられた天海と
明智光秀が同一人物という説についても
けっこう比叡山には文献が残るようです。
坂本を拠点とした明智ですが、実際には
弟と考えられるみたいだけどね。まあ、
大きな寺院は戸籍を管理する役所でも
あったし、公文書館でもあった訳ですからね。
まあ、教育というのはその時代の権力者に
とって都合の良い歴史しか教えないのは
今も昔も変わらないって事なんですけどね。
北朝鮮もしかり。色々と勉強になりました。感謝!!
■ 朝倉山 真禅院
■ 南宮大社 神宮寺
■ 宗派 天台宗
■ 本地堂 本尊 阿弥陀如来
■ 旧南宮大社本地堂 本尊 無量寿如来
■ 岐阜県垂井町宮代
若狭国一宮から国道27号を
挟んで東側に鎮座する
若狭国分寺です。
写真は釈迦堂ですが、
国分寺跡が残る境内です。
国宝も多い若狭の寺院だす。
■ 護国山 国分寺
■ 若狭国分寺
■ 宗派 曹洞宗
■ 本尊 釈迦如来
■ 福井県小浜市国分寺
丹後国一宮の南西で
西国28番札所の成相寺
の登山口にあるのが
丹後国分寺です。
田園の中に旧国分寺跡があり
緑に包まれた雰囲気ですわ。
境内から天の橋立もしっかり見えます。
■ 護国山 国分寺
■ 丹後国分寺
■ 宗派 高野山真言宗
■ 本尊 薬師如来
■ 京都府宮津市府中国分
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