三輪明神の山辺の道散策
今年の盆休みも帰省モード。
帰省往路は奈良、大阪、兵庫
経由でした。安城和泉そうめん
に影響された訳ではないですが
三輪そうめんの国へ寄ってみました。
JR桜井線三輪駅の踏切を105系電車が通過します。
■ 大神神社 三輪明神
■ 二十二社・大和国一宮
■ 近代社格 官幣大社
■ 主祭神 大物主大神
■ 奈良県桜井市三輪
綺麗な円錐形の姿の三輪山を御神体として
拝殿(重文)のみで本殿の無い大神神社へ
参拝してみました。二十二社(官幣大社)
であり、大和国一之宮でもあります。
ちなみに大神と書いてオオミワと読みます。
日本最古の神社として有名ですね。
主祭神の大物主大神は日本書記に
巳(蛇)の姿でこの世に現れたと言われ、拝殿前の
巳の神杉には蛇の好物の生卵がお供えされています。
■ 狭井神社
■ 旧社格 式内社 大神神社摂社
■ 主祭神 大神荒魂神
三輪山の頂上(467m)の磐座への
参道があり狭井神社の本殿横から
入山可能(有料)です。往復2時間
程度ですが今回はパス。登るなら秋がいいな。
狭井神社には病気平癒の薬井戸(御神水)が
有名です。夏にはゴックン冷たくて美味しい!!
さて、三輪山登拝を次回に
まわしたのは、今回の目的が
檜原神社への参拝のためです。
「日本最古の道」と呼ばれる
三輪から奈良へ通ずる
山辺の道を歩きます。
七世紀に造られた南北にはしる
上ツ道、中ツ道、下ツ道の三つの
官道より古く、三輪山山麓に縫うように
造られた道なのです。暑い日だったけど、森林の
木陰と涼しい風で気持ち良い山道なんです。
途中には田んぼの
風景もあり懐かしい
手押しポンプも
しっかり生きています。
気持ちよさそうな水が
ドバドバ出てきますね。
御神水でもわかるように
大河川がある訳ではないけど
三輪山は水が豊富な感じがします。
■ 貴船神社
■ 大神神社末社
■ 主祭神 淤加美神
大神神社から檜原神社
までは3~4ヶ所ほど
三輪山の枝尾根を越える
事になります。この山辺の道
には大神神社の摂社末社の
小さい社が多くあります。
ここは本社と檜原神社の
中間になる末社の貴船神社です。
雨を司る淤加美神を祀ります。
檜原谷の玄賓庵は平安初期の
玄賓僧都の隠棲していた庵です。
玄賓僧都は謡曲「三輪」にも登場
する僧です。本堂には不動明王
(重文)が安置されているそうです。
■ 元伊勢 檜原神社
■ 旧社格 式内社 大神神社摂社
■ 主祭神 天照大御神
実は漫画「もっけ」9巻が
最終巻でしたが、主人公の
名字がこの神社の檜原から
命名したとの事だったのです。
ちょっと気になって寄ってしまったのね。
檜原神社は元伊勢のひとつで
崇神天皇の時、天照大御神を
豊鍬入姫命に託されて遷し祀った
倭笠縫邑の地と言われます。
■ 久延彦神社
■ 大神神末社
■ 主祭神 久延毘古命
展望台公園の近くの高台の
末社が久延彦神社です。
知恵に優れた神様で受験の
絵馬が多くかかります。
古事記に「足は行かねど天下の
事を、尽に知れる神」と記される
物知りですが歩けない神様です。
案山子を神格化した神様なんだって!
■ 大直禰子神社 若宮社
■ 旧社格 式内社 大神神社末社
■ 主祭神 大直禰子命
久延彦神社を下った所に
ある若宮社は見た目が
お寺ぽいです。実はもとは
大神神社の神宮寺であった
大御輪寺です。本堂には
十一面観音(国宝)が併祀
されていたそうで、現在、
観音さんは聖林寺に安置
されているそうです。
若宮社の近くにあった
馬場の地蔵堂です。
まだ七夕飾りが残りますが
のんびりした雰囲気がいいね。
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