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2010年5月24日 (月)

ボルケーノでサクラジマ

Kagosima01 マミヤカさんが夫婦で屋久島へ
登山入りでした。こりゃ壮行会
しなきゃねって事で私も湯布院、
阿蘇から一気に鹿児島空港で
インターセプト......と思ったけど
間に合わず空港シャトルバスを
おっかけて鹿児島中央駅へ!!
なんとか宿泊のホテルでこんばんは....

Kagosima02 異常な混雑の山小屋のようでしたが
無事に屋久島縦走できたようです!!
しかし一気に南下で疲れた.........
夜の鹿児島港に寄ってみた。
沖縄から南西諸島の玄関口となる
鹿児島のターミナルは夜も忙しそうだ。
写真はトカラ列島を経由し
奄美大島とを結ぶ「フェリーとしま」だ。

Kagosima04 翌朝、喜入の南、錦江湾岸
の生見の畑で出会ったのは
夏羽になったオレンジ色の
飾り羽のアマサギです。
あんまりみた事のない色のサギだったので
ちょっと撮影してみました。

Kagosima06 知覧、開聞岳、枕崎、野間岬と
まわったのですが坊津の展望台で
出会った鹿児島の老夫婦が
5月1日夜の桜島の噴火が激しく
車に2cmくらい積もった状態のまま
来ておられました。これは
火の国の神に呼ばれているのかも!!
という事で、鹿児島中央駅で新幹線を
狙ったあとに桜島に渡ります。

Kagosima05 鹿児島地方気象台発表の桜島の現在の状況は
火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)
が継続という状態でした。
昭和火口の爆発的噴火が4/30~5/6で24回、
弾道を描いて飛散する大きな噴石が4合目
(昭和火口から800~1300m)まで到達した記録が
残っています。南岳山頂火口の噴火は無し。

Funka05 雪国では除雪車なんでしょうが
垂水では火山灰の降灰が
風向き的に多いため路面の
清掃車が常時配備されています。
スリップ注意の道路標識も
火山灰にためですからね。

Funka06 垂水側から桜島の5/2の夕日。
噴煙は東側に流れています。
火山性地震 / 火山性微動 / 爆発的噴火の
回数(速報値)は以下のとおりでした。
4/30 19回 / 51回 / 1回
5/1  44回 / 22回 / 7回
5/2  40回 / 48回 / 4回
5/3  31回 / 87回 / 4回

Funka01_2 白浜温泉センターのおばちゃんに
聞くと噴火の撮影はちょっと寄って
すぐに撮影できるもんじゃなくて
専門で狙ってる人は1週間くらい
夜中ずっとへばりつくらしいのです。
桜島南東の有村あたりがポイントかと
周回路を走っていたら東の黒神で
車が10台くらいライトを消して駐車して、
三脚が並んでいた。直感、ここだと思った。
南岳の火口がひらいているのが
一番見える場所なんだな....撮影準備!!
23時過ぎに、いきなりバリバリっと音がした。
まるで富士演習場の榴弾砲訓練のようだ。

Funka02 地元常連さんとノウハウを伺う。
基本は30sec露光。勝負をかける場合は
バルブで2min露光にする事もあるらしいが
やはり基本は30sec/ISO1600ですね。
5/2夜の大きい噴火は2回でした。
23:30ころと0:30ころ。音がする事もあれば
無音の時もあるそうだが、今晩は音がある。

Funka03 噴煙が出ている時は
ダラダラと噴火しているので、マグマを
監察する事はできない。噴煙が止まり、
南岳の稜線が見えてくるとチャンスとなり、
溜まったエネルギーがドカーンっとくる訳だ。
火山弾の放物線と溶岩流の流れる筋。
そして噴煙に横走りする雷がまさに龍そのものだ。

Funka04 写真でなくても直に噴火を観るというは
かなり迫力があるものです。
これは日中だと良くわからないだけで、
やはり夜だからマグマの赤い光が
確認できるのだす。アイスランドだの
ハワイだの海外でなくとも、地球の
エナジーを感じる事は可能なのだ。

Funka07 日が昇る前には皆さん帰宅されました。
わたしは寝たので早朝の同じ位置からの
撮影をしてみましたよ。
5/1の夜は噴火が大きかったため
噴火の度に消防車と救急車が巡回
に来るそうだ。今回は来なかったけどね。

Funka08 30secの長時間露光でもデータ処理に
時間もかかって1噴火で3~4枚の撮影が
精一杯だ。タイミングが難しいのなあ。
噴火すれば噴煙も大量にでてキノコ雲状
に風下を覆い隠すことになります。
だから風向きも重要な撮影条件となるのです。
また機会があれば挑戦してみたいですね。

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2010年5月21日 (金)

開聞岳はヒラキキノミヤ

Kaimon02 知覧の特攻機が最後に見た
日本の姿が開聞岳だと言う。
その思いがすごく残っている
であろう、薩摩富士こと
開聞岳に登ってみました。
屋久島の空路で上空から
その均整のとれた姿を眺めましたが、
頂上の景色はどうなのかしら?

Kaimon01 鹿児島市内から移動し
指宿から池田湖に
ひさしぶりに寄ってみます。
昔は湖畔に適当にテントを
張ったもんですが、今は公園が
きちんと整備されていました。

Kaimon05 開聞岳の麓には
薩摩国一ノ宮 枚聞神社
が鎮座しています。
枚聞宮は開聞宮であり
カイモンノミヤとは呼ばず
ヒラキキノミヤなんだね。

Kaimon03_2 かいもん保育園の
マイクロバスが
枚聞神社の駐車場に
来ていました。FRPで
装飾された動物バスは
なかなかしっかりしたものだね。

Kaimon06_2 開聞山麓ふれあい公園の
芝生にもうけられた
臨時駐車場に駐車して
準備して登山開始だよ!
昨日の由布岳に比べ
ちょっと暑そうだなぁ!!

Kaimon07 二合目から登山道に
なります。円錐の山体
をトグロのように登って
いく珍しい登山道です。
最初は深く溝が掘れた
ジャングルぽい登山道
となります。小さい火山
礫で少し滑りやすいかな。
大きい岩のギャップも多くあったよ。

Kaimon08 徐々に足元の石が
大きくなり1m以上の
岩場も出てきました。
隙間があって踏み抜
かないように歩く場所
もあります。山頂付近
ではザイルや階段が
設置されている箇所もあり
徐々に斜度がアップしたゾ!!

Kaimon10 薩摩半島の長崎鼻と
大隅半島の佐多岬が
錦江湾の玄関口となり
青い大海原が広がります。

Kaimon11 さらに回り込むと
弓形に延びる
頴娃の海岸線が
東シナ海を感じさせて
くれますにゃ!!

Kaimon09 標高922mの
開聞岳の頂上
付近にある御社
は枚聞神社の
社有地で御岳神社
が祀られています。
奥宮にもしっかり
お参りをしておこうね!!
薩摩国の山だからね。

Kaimon13 山頂のフィッシュアイな
風景です。東シナ海と
錦江湾の狭間に延びる
薩摩半島には池田湖の
カルデラもぽっかりまんまるだ!!
のんびりピクニックにはベストだぞ。

Kaimon14 池田湖のそばには鏡池(訂正)も!!
黄砂のために桜島が
見えないのが残念だけどね。
山頂から屋久島方面は
少し見えにくいけど、霞んで
なければしっかり見えるそうだ。

Kaimon16 テクニカルなルートではない
けど思ったよりハードだったな。
下部は溶岩礫のザラザラもあり
上部は巨石の飛びもありで、
いろんな感じの登山道が楽しめたよ。
写真は長崎鼻からの開聞岳です。
お花畑が南国だね。
この後、レジャーセンターかいもん
で川尻温泉に入ってから、
川尻漁港でちょっとルアーを投げるも
全く反応無しでした。残念。

Kaimon15 こちらも観光化が進んだ
整備されていたJR最南端
の西大山駅です。沖縄の
ユイレールが完成するまでは
日本の鉄道最南端の駅
だったのですけどね。
見物人も増えていましたよ。

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2010年5月20日 (木)

由布岳リベンジャー

Yufudake01 九州登山シリーズの第一峰は
冬山で撤退を余儀なくされた
由布岳です!! 宇佐神宮から
安心院経由で湯布岳へ。
由布岳の北斜面を牧草地から
眺めてみます。天気はいいぞ!!
こりゃリベンジにはベストじゃ!!

Yufudake02 でも登山は基本の
南斜面の登山口からね。
泉都別府の遠見火山地区の
豊後富士こと由布岳です。
円錐状の稜線がセクシーな由布岳だね。
万葉集では未通女らが放の髪を木綿の山なのじゃ!!

Yufudake03 角閃安山岩のトロイデ
(溶岩円頂丘)火山の
カルデラは西ノ岳と東ノ岳
の双耳峰になっています。
通常は右手の東ノ岳を頂上としますが、
三角点のあるのは鎖場の設置された
わずかに高い左手の西ノ岳(1583m)です。

Yufudake04 前回、アイスバーンだった
山頂付近です。ピッケルは
あったのですが、軽アイゼン
だけで出っ歯アイゼンを
ジムニーに置いてきており、
ここらあたりまでリタイア。
でもカルデラの火口壁までは
もう少しだったのだなあ。
雪がないとワンコも元気に
登山しているぞぉー!!

Yufudake05 火口へ到着しました。
左へ行けば登攀ルートの
西ノ岳、右に行けば
一般ルートの東ノ岳です。
でもここでも充分お弁当で
ピクニックにはグッドですけどね。
稜線に出ればさすがに強風で
トレーナーでもけっこう寒いの。

Yufudake06 まずは西ノ岳に
アタックしてみます。
最初の鎖場は安全なのですが
そのあとの7の字の
カニのタテバイとヨコバイの
複合鎖場で注意が必要です。
溶岩なので岩も脆いしね。

Yufudake07 鎖はしっかり固定
されていますので
雨で濡れてなければ
そんなに難しい登攀では
ないのですが無理は禁物だよ。
ここをクリアすれば、あとは尾根の岩場
を歩いて広い頂上に出る事ができます。

Yufudake08 西ノ岳で休憩をします。
少し雲が垂れ込んできました。
天候が悪くなってきてるゾ。
阿蘇山方面はかなり暗いのです。
実は、お鉢まわりの火口ルートが
あるのですが一般ルートではありません。
鎖が設置されていなし天気が悪化しており
東ノ岳への移動はピストンにして
一般登山道でのぼる事にしました。
写真は望遠で撮影したお鉢まわりの
ルートです。けっこうドキドキルートぽいね。

Yufudake09 西ノ岳の核心部を下山
していきます。火口内は
水は溜まっていませんでした。
久住の方のカルデラ湖では2月の
厳冬期にスケートをするマニアがいるそうですけどね。

Yufudake10 西ノ岳の岩場か分岐の
鞍部を見下ろします。
奥に聳えるのが
東ノ岳になります。
ゴロタのガレルートです。
浮き石には注意が
必要ですが危険度は
西ノ岳に比べてかなり
マイルドになります。

Yufudake11 東ノ岳の山頂から
別府方面の鶴見岳
(1375m)を眺めます。
時々にわか雨になるかな
って思ったらいきなり粉雪が降ってきたよ!

Yufudake12 登山口を見下ろすと
右手に湯布院温泉の
街並みと城ヶ岳が
眼下に広がっていますね。

Yufudake13 東ノ岳から分岐の
鞍部と西ノ岳の
核心部を眺めます。
天気と相談しながら
西ノ岳は挑戦して
みてくださいね。
思ったより山頂部は
ドキソキゾーンだった
由布岳でした!!

Yufuin01 夕方の湯布院駅から
由布岳を眺めます。
メインストリートに
ちょうど由布岳が
ドーンっと聳える姿がステキなの。

Yufuin02 レトロなボンネットバスの
やまなみ号ではない
のですが、これは
イギリスのスカーボロ
(アキナス製)のバスが市内を運行しています。

Yufuin03 こちらは辻馬車です。
宇奈岐日女神社までの
周回コースで運行
されています。
けっこう人気高そうですにゃ。

Yufuin04 山頂では昼飯抜き
だったので下山して
湯布院で立ち食いね。
やっぱり大分は
カラアゲなんだよね。

Yufuin05 そして、5時までまって
高級なリゾート特急を
見学じゃ!! そうですJR九州
の誇る久大本線の
特急「ゆふいんの森」が
湯布院駅に入ってきたよ。

Yufuin06 ゆったりした客室と
エントラントも豪華。
しっかりお客さんへの
サービスも忘れません。
さすがです!! JR九州の
客室乗務員のおねえさん!!
うーん、北海道のカシオペアも
乗ってみたいけど九州の
ゆふいんの森も乗ってみたいぜ。

Yufuin07 普通列車のキハ220系
とキハ72系ゆふいんの森
が並んでます。今度、
機会があればキハ183系の
ゆふDXもみてみたいなあ。

Yufuin09 湯布院駅を出発
して博多方面へ
向かうゆふいんの森!!
このキハ72系気動車は
ゆふいんの森III世に
なりますの。JR九州では
ビュッフェのある車両は
ゆふいんの森とSL人吉
のみなんだって。

Yufuin10 湯布院駅アートホールも
ちょっとした待合にも
いい感じだぞ。
西牟田湧平&内藤哲也
二人展の作品が展示されています。

Yufuin11 雨のやまなみハイウェイを
ひた走り、阿蘇山入りだ。
久住と阿蘇は雪でなく雨だった
ようだが、とにかく登山あとは
一宮温泉センターでお風呂です!!
日没前に阿蘇神社に寄るも、もう静か....
神の泉で飲用の生活用水を確保じゃ!!

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2010年5月19日 (水)

山崎で寄り道しながら九州へ!!

Harima101 GWは九州行脚でした。
まずは中国道で西進しましたが
山崎ICで播磨の一ノ宮に
寄ってみました。播磨の国府は
姫路なのですが、全国の一ノ宮
の中でも国府から離れた一ノ宮
なんだそうです。しかも
一宮巡礼でも公共交通機関では
最も到達しにくい神社の一つなんです。

■ 播磨国一宮 伊和神社
■ 近代社格 国幣中社
■ 主祭神 大己貴神
■ 兵庫県宍粟市一宮町須行名

Harima102 揖保川の上流になり、ちょうど八重桜
が満開でしたね。因幡への街道となる
地ですが神職さんにお話を聞くと
昔の街道として山陰道は海岸沿いで
時化で通行止になる事が多く
日程が遅れる事があり流通の日程管理が
難しかったのだそうです。
安定した中国山地を横断する早駆けの
街道が重要な連絡などには利用された
のだそうです。そのためこの山間地でも
交通の要衝として発展した理由なんだって!!

Harima103 山崎ICに近い場所に大歳神社が
あり960年に植えられた千年藤が
ありました。ちょっとまだ満開には
はやかったですね。大歳神社は
ここではダサイジンジャと読みますが
普通、オオトシジンジャであり、
歳神(年神)を祀っています。
五穀豊年の神様であり農業の民間
信仰とし西日本では多く祀られます。

Harima104 七塚原SAで食べたランチは
ワニバーガーです。
ワニはすなわち鮫ですね。
因幡の白兎もワニに
皮を剥がされてしまうからにゃ。

Harima106 中国道でヤクザな山口ナンバー
のプログレにチョッカイを
かけられ面倒なので美祢ICで
さくっと降りちゃいました。
ちんたらのんびり関門トンネルで
九州入りです。ひさしぶりに
山陽町あたりからR2を走ったなぁ。

Usajin01 高速も降りちゃったので
北九州からは大分へシフトして
宇佐神宮のお導きって事で
南下します。中津で夕食は
やっぱり鶏のから揚げでしょ!!
からあげの元気屋で
ピリカラチキン南蛮を弁当でオーダーだぜ!!

Usajin02_2 八幡宮の総本宮である
宇佐神宮へひさしぶりの
参拝です。前回は
初詣の時期だったから
夜でも賑やかでしたけどね。

■ 豊前国一宮 宇佐神宮
■ 八幡総本宮・勅祭社
■ 近代社格 官幣大社
■ 主祭神 八幡大神(応神天皇)
■           比売大神・神功皇后
■ 大分県宇佐市大字南宇佐

Usajin03 境内で見かけた小鳥さん。
マヒワかな? 広い境内も
早朝だと静かなものです。
観光客もほとんどいません。
朝の神社が一番いいね。

Usajin04 朝一番はまだ池の
石の上で寝ていた
マガモのガァちゃんですが
参拝してきたらお食事
を開始してたよ。

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