伯耆富士の壁
ゲゲゲの女房の安来経由で
もう17時前ぎりぎりでしたが
伯耆富士の大山の麓、
大山寺に寄ってみました。
ここは大山寺と大神山神社の
間にある元谷の金門です。
元谷の旧参道を塞いだ巨岩が
クライミングな修験道の場にもなっています。
本谷金門からの大山北壁です。
安来からは大山の姿が身近に
感じられました。しかし伯耆富士も
今の風潮では出雲富士と言って
良いという連中が多くなってきました。
私の親の時代以前では大山は
あくまで鳥取は伯耆の国の象徴であって
島根の出雲の国ではけっして無い
とされていました。昭和から平成になり
だんだんと国の境目すらいい加減に
なってきていますね。どうせ合併すれば、今の
行政区域もなじみの無い名前になるかもしれないしね。
無雪の北壁を眺めると
ほぼ崩落でできた絶壁で
岩盤の脆さがよくわかります。
写真中央の尾根が小屏風岩と
烏帽子岩となります。
小屏風岩のピークが最高峰の剣ヶ峰(1729m)
となります。小屏風岩の左の大きな崩れた
沢が写真左端の大屏風岩にはさまれた
剣ヶ峰沢(屏風中)でその下の砂礫の
溜まった扇状地が大ガレです。
小屏風の右側の中ノ沢、
滝沢尾根、滝沢をズーム
してみます。写真中央が
滝沢尾根で滝沢源頭が
弥山と剣ヶ峰の縦走路
(通行禁止中)のラクダの背
となります。しかしよくまあ
冬山の北壁にとりつく人がいるよね。
日本海の偏西風の直撃で
雪は多くて雪崩の巣だし.....
山頂にアプローチするなら前回は夏山登山道
でしたので行者登山道で入ってみたいな。
大山寺は夜にしか
参拝したことがなかった
のですが、天台宗系の
山岳信仰の修験道の寺として
本堂の本尊は地蔵菩薩ですが
中国観音霊場ですので御朱印は大悲殿
となってます。写真は不動さんの護摩堂だ。
大山寺からさらに奥へ
石畳を歩いてあがると
大神山神社が鎮座
しています。権現造りの
奥宮と津和野藩寄進の
下山神社があります。本社は米子市内ですが
奥宮は山奥感のある大山信仰の神社です。
桝水高原付近からの
夕暮れの中海です。
ゲゲゲの女房な
風景を楽しめるじゃんね。
島根半島が霞んでしまっています。
出雲富士は本来は島根半島の枕木山を呼びます。
大山正面(西斜面)を
桝水高原のスキー場から
眺めます。このくらいの
斜度だったら石室(左のピーク)
から山スキーで滑降できるのかな?
なんて勝手に想像したりしてね。
弥山の三角点は右のピークです。
その間の沢が大沢になります。
これは大山環状道路の
一ノ沢から眺めた大山
南壁です。中央にラクダの背
があり左のピークが弥山(1709m)です。
正面以外は北壁、南壁、東壁と
過酷な崩落型の断崖絶壁が日本アルプスとは違う
荒々しい山岳風景をかもしだしていますね。
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