銀河鉄道と電波望遠鏡
岩手盛岡のご当地パンは
福田パンですね。
アンバタにトンカツサンド
などのコッペパンは
大きくてハイカロリー!!
小岩井牛乳と一緒にどうぞ。
後ろのビンはトマトの
リキュールです。
赤茄子って書いてトマトなのね。
雫石産のアイコっていう
トマトを使っているのだとか。
アイコは糖度の高いミニトマトなんだね。
水沢まで南下すると
雨はあがってきた。
ひさしぶりに"とうほぐのうめさん"
にお会いしたので、陸中国一ノ宮
の駒形神社に詣でてみました。
駒形大神をまつる神社でそのうち
駒ヶ岳山頂の奥宮にも行ってみたいなぁ。
そして、今は奥州市
ですが水沢には
国立天文台があります。
緯度観測所の旧本館が
奥州宇宙遊学館として
保存、展示されています。
大正10年に建設され
昭和41年まで緯度の観測は
行われていました。
地球の同じ緯度上で星の角度を
観測し、地軸のブレを算出する
世界的な研究が行われ、水沢が
その緯度上にあった訳です。
しかし、計算があわず、日本の
測定技術が疑われたのですが
木村氏はミスはないと
ΔΦ=Xcosλ+Ysinλ+Zという式を
導きZ項を発見したのです。
このZ項とは何かという
研究は木村氏の没後に
わかる事になります。
簡単に言うと半熟卵を回転させると、
回転軸が変動するのと同じ原理です。
安定した回転はソリッドな固体、
つまりハードボイルドなゆで卵である
必要があります。生卵なら完全に
回転を維持できません。
地球は半熟卵と同じく液体のコア部分と
地殻マントルのカラや白身の
部分で構成される惑星だからです。
このために「未来少年コナン」のように
超磁力兵器で地軸がねじ曲がる訳ですね。
写真は左から、カールバンベルグ子午儀(独)、
トロートンシムス経緯儀(英)、
木村記念館展示の眼視天頂儀です。
現在の観測の主力は
この20m電波望遠鏡です。
銀河系の精密立体地図を
作成するプロジェクトです。
VERAプロジェクトのこの
巨大パラボラアンテナはここ1ヶ所ではないの。
そうです。小笠原父島の
オレンジペペですね。
日本の4ヶ所にこの電波望遠鏡が
設置され、直系2300kmの
巨大な電波望遠鏡として運用するのね。
岩手の水沢、東京の小笠原、
鹿児島の入来、沖縄の宮古島の
4ヶ所だね。鹿児島の入来は見た
事ないんだよね。内之浦でなく
薩摩半島側にあるんだよなあ。
このアングルだと007に出てきそうな風景だな。
隣接で立つのは10m
電波望遠鏡です。
通常のVLBI用に使うのかな?
VERAは位相補償型相対VLBIで
宇宙三角測量の設備です。
メーザー天体とクェーサーを
同時観測する事で2機の
アンテナが離れていても
その望遠鏡の距離に相当する
巨大な望遠鏡と同じ解像力を発揮する
観測方法なのです。
こちらは小笠原の
父島にあった国土地理院の
VLBIです。すみません。
国立天文台の大きい
オレンジペペはフィルム
撮影しかしていないので
フィルムスキャンするの
面倒なんでVLBIだけで
ゆるちてね。
東北で最も宇宙に
近い奥州水沢
なんですね。
こんなデザインの
絵はがきもありました。
銀河鉄道の夜のような
そんな世界が似合うのです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント