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2011年7月20日 (水)

台風前の大峯奥駈の弥山

Imgp4143 台風6号の来襲前の
17日(日曜日)に紀伊
半島の大峯奥駈の中央に
位置する近畿最高峰の
領域に入ってきました。
ガマちゃんがけっこういました。
雨の予感でお出ましかっ!!
繁殖期なのかな。

Imgp4148 山上ヶ岳(1719m)は修験道
の中枢でロックな鎖場ですが、
今回の弥山(1895m)は縦走
登山タイプのマイルド感があります。
山上ヶ岳、稲村ヶ岳は五番関
から入山したいが、今回の
弥山、八経ヶ岳は行者還トンネル
西口から枝尾根急登で入山です。
稜線ではコバイケイソウが咲きまくり!!
初夏の花ですが、プロトベラトリン
(アルカロイド系)などの有毒成分は
血圧低下させるので食中毒に注意。

Imgp4124 今回思ったのは水場が
無いので注意ってことかな。
600ccもって入ったんですが
夏山でしたのでギリギリでした。
行者還トンネル西口のキャンプ指定地の
近くの橋の下の沢が最後の水場です。
山頂には山小屋があるのだが、
予約のみで宿泊者以外入れないの。
ひでーなあ。水も売ってもらえないネ。
なんとかもたせて、下山と同時に沢の水で
ザブザブゴックン。冷たくて美味しい!!

Imgp4157 11:50 行者還トンネル西口入山
13:00 奥駈道出合 主稜合流
13:15 石休ノ宿跡 第56行所
13:25 弁天の森(1600m)
13:55 聖宝ノ宿跡(講婆世宿) 第55行所
15:00 弥山山頂(1896m) 第54行所
15:10 国見八方睨・昼飯
15:20 下山開始
15:50 聖宝ノ宿跡
16:40 奥駈道出合 枝尾根分岐
17:20 トンネル西口着
写真は山頂の天河弁財天奥社です。

Imgp4127 稜線への枝尾根道は
かなりの急登でして
マイパースでアルバイト
しちゃうのが良いね。
写真のように木の根道
も多いです。しかし
下りではザレ部での
スリップに要注意です。

Imgp4134 奥駈道出合の到着!!
大峯山脈の主稜線に
合流しましたよ。
左(北)へ進めば行者還岳
方面になり山上ヶ岳、
吉野に続きます。
右(南)へ進めば目標の
弥山で熊野本宮へ続く訳です。
雲が多くなってきましたが
まだ雨は大丈夫そうなので
スカイライン縦走モードだじょ。

Imgp4144 奥駈道出合から弥山の
間には大峯奥駈道の
75の扉のうち3ヶ所がある。
まずは石休ノ宿(第56行所)で
その近くに弁天の森(1600m)があります。
まあ、休憩することもなく進みます。
聖宝ノ宿跡は講婆世宿とも呼ばれ
第55行所になります。ここには真言宗醍醐派の
聖宝の銅像があり平安時代の修験道
中興の祖(当山派)になります。

Imgp4152 聖宝ノ宿跡から鞍部に下り
頂上までは聖宝八丁という
ラストスパートになります。
終盤は木道階段もあるのですが、
キツイっちゃキツイね。
さすがに近畿最高峰域じゃわ。
でも聖宝から上はガスの中で
展望は無し。下山者は多く
登ってるのはこの時間では
山小屋宿泊者がほとんどです。

Imgp4158 一応、予定では15時に
到着できなければUターン
としてましたがギリギリで
山頂に到着でした。
弥山山頂(1896m)は第54行所
になります。ガスだらけだけどね。

Imgp4159 残り3時間で下山マージンをみると
隣のピークの本当の近畿最高峰
八経ヶ岳(1915m)へは往復で
2時間は欲しいので今回は入れず....
八経ヶ岳(別名八剣山)には
やはり朝から入山しないとダメだね。
にわか雨もちとパラパラしはじめた。

Imgp4163 弥山小屋の北西に弥山
山頂があり南東に
国見八方睨があります。
草原の展望地で大台ヶ原
方面もばっちりみれるんだろうけど、
これだけ雲の中だとどうしようもないですわ。
おにぎりで遅い昼飯を食べて
さくさくと下山開始しましたの。
ちょっと登山者の少ない時間になり
寂しい感じでしたけどね。
ミスコースしないように焦らずにゴーダウンダウン!!

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伊吹の廃墟

Imgp4107 ひさしぶりの伊吹山でしたが
スキー場も伊吹鉱山も閉鎖
されてしまったですね。
青空の伊吹山を見上げます 。
セメントの露天堀りかあ......
山頂はカルスト地形もあり
すり鉢状の窪地もあるのだよなあ。

Imgp4095 住友大阪セメントの
伊吹鉱山の施設も
もう解体が進んで
しまっているのですね。
ちょっと悲しい風景
ですが尖塔がまだ
残っているのだ。
ただの煙突だが
なんだか廃墟では
おどろおどろしい
ラグクラフトな世界も見え隠れしてる?

Imgp4098 鉄筋コンクリートの
風景。別に震災ではない。
人間の手で破壊するか
自然の力で破壊されるか......
どっちにしろ、ずーっと同じ姿を
維持することは不可能だ。
諸行無常の響きあり......

Imgp4105 鉄筋でぶら下がる
コンクリの塊。
地震でも壊れない
安全原発。
象が踏んでも
壊れない筆箱。
違いがわからん.....

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2011年7月12日 (火)

伊吹山に夏到来

Imgp4014 梅雨明けの日曜日に久しぶりに
アフリカツインで日帰りツーリング。
自動車業界が土日出勤のため
割と空いている東名名神をバビューンっと
移動して伊吹山行ってきました。
アフリカツインの調子見もあったけど
やっぱ三河から濃尾平野に入ると暑いのなんの。
さくさくと関ヶ原ICで降りて伊吹山ドライブウェイを
駆け上がります!!

Imgp4094 高度感を感じながら標高をあげて
頂上駐車場へ。以前は最短の
中央遊歩道(20分)を使ったけど
今回は西遊歩道(40分)で登り、下りは
東遊歩道(60分)というカウンター
クロックワイズでハイクしてみました
けっこうバスツアー組も入山してるね。

Imgp4024 山頂は滋賀県です。
もちろん琵琶湖の
風景もばっちりさ。
浅井三姉妹の国、
湖北を眺めています。
ぽっかり竹生島が浮かんでるね。
雲も入道化してきてるなあ。夏だわあ。

Imgp4028 西遊歩道は湖を
眺めながら歩くことが
できます。サラシナショウマ
かなと思ったけど秋でなく夏。
これはアカショウマですかね。

Imgp4030 ムラサキ色の
クサフジが連なって
花が咲いています。
藤の花に似てることから
きている名前だけど
マメの仲間なんです。

Imgp4032 けっこう大きい花の
ヤマホタルブクロ。
ホタルが入ると
灯籠になるのかしらね。
キキョウの仲間で釣り鐘型の
ちょっとムラサキの混ざる白い花です。

Imgp4033 同じめの高さを
パラグライダーが
飛んでますね。
木之本の田園地帯
を背景にふんわり。
実は岩場ではバズーカ
レンズを装備した
カメラ小僧やカメラ爺が多く
イヌワシをパパラッチしてたよ。
機会があれば私も狙ってみるかな。

Imgp4036 オオバギボウシは
山菜のウルイでリンパ球
を増加させ免疫力が
アップする薬草でもある。
ただ新芽の時期、バイケイソウと
間違えると、バイケイソウは
アルカロイド系の毒草なので注意。

Imgp4044 西遊歩道から旧伊吹山スキー場を
見下ろします。けっこう山スキーで
知られる伊吹山だけど、ここからの
斜度は雪崩れも誘発させそうだな。
もちろん麓からの上野登山道も
スキー場から伸びてきております。
眼下には長浜、米原、彦根と
近江の国に広がる景色がいいね。

Imgp4055 アザミが多く、遊歩道でも
けっこうチクチクと痛くて
ムッとします。
コイブキアザミかな
とも思うけど時期的には
早いのでミヤマコアザミかな?
棘が多いのも後者ですが
ともに伊吹山固有種。

Imgp4058 ホーホケキョと鳴く声が....
けっこう近いので探したら
いました、いました!
ちょっとお腹が緑色な
ウグイス嬢です。だけど
ホーホケキョって鳴くのはオスだけどね。

Imgp4069 ちょっと赤紫がまざる
感じのトラノオである
イブキトラノオが南斜面に
ポツポツと咲いていました。
背景は伊吹山ドライブウェイの
下部ですね。麓は関ヶ原で
さらに奥は養老でやんす。
下界は酷く暑いけど、山頂は
標高1377mで少しは過ごしやすいね。

Ibukiyamadera 山頂に伊吹山寺の
薬王殿が鎮座しています。
天台宗系の山岳修験の山
でもあり薬草の多い伊吹山ゆえ
薬師如来が本堂になっています。
比叡山十三代座主であった元三慈恵大師
が伊吹山山麓の生まれであったことから
比叡山横川でも入手したことのある
角大師の魔除け札もありました。
今回はちょっと違うリアルデザインの角大師
を所望してみました。

Imgp4065 ニッコウキスゲも多くは
なかったですけど、
咲いていました。
大きな迫力のある
花びらと山吹き色が
派手なユリ科の花ですね。
日光の霧降高原が有名だけど
あちらは今、放射能プルームが
霧降しちゃってるかもなあ。なんか悲しいにゃ。

Imgp4076 山頂部ではピーチクパーチクと
ひばりの忙しそうな鳴き声が
聞こえました。でも飛んでる
位置ではないので、地面を捜すと
立入禁止部分に安心してチョコリンしてました。

Imgp4085 東遊歩道は岩場や
泥ですべりやすいので
人は少なめです。
でも山歩きぽい雰囲気は
一番だね。下り専用の
指定になっています。
奥伊吹に伸びる国見峠の
尾根も眺めることができます。

Imgp4086 シモツケソウの
小さい淡紅色の
花がなかなか綺麗だ。
群落があるらしいが、
まだ少ない感じでした。

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2011年7月11日 (月)

雪ミクでも納涼不能?

Imgp2350 さぁーって!! 梅雨明けだね。
しっかり暑いぞ。
節電なんてクソくらえっ!!
だいたい東電のミスなのだから
しっかり責任とって火力を燃やせ!!
CO2排出だってあれだけ
放射能出してエコもクソもないじゃん。
という訳で雪ミクで涼んでもらいまひょ!!
さっぽろ雪まつりで血祭りぢゃ!!!

海洋汚染もしっかり進行。
NHKもとうとう汚染の実態を
特集でやりはじめた。
那須などの北関東や
千葉の柏周辺のホットスポットも
放射能プルームが流されて
雨で定着しちゃったという
理論が展開されてるね。
もう、あっちゃこっちゃでデンジャラス。

いつかはみーんなくたばるさー♪
くたばるくたばるくたばるさー♪
色即是空空即是色だなぁ。

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2011年7月 3日 (日)

トリニトロンブラウン管愛好会

P7030005 ビデオはビクター、レーザーディスクは
パイオニアと言われて時代の昔のこと。
厭味ったらしいアナログ波のテレビ画面
の左下のカウントダウン数字は
ちょっとヒドイなあ....と思う訳ですが
現在のブルーレイレコーダーは
パナソニックをチョイスしています。

P7020005 テレビは未だにブラウン管の
ソニー トリニトロン KV-28DA1だ。
まだ故障しないので、液晶の色合いも
好きになれないので現状維持である。
VHSビデオは昔はHR-D555やHR-D725を
愛用したが、今ではソニーの安いのを
保管している程度です。
レーザーディスクはヤマハのLV-X1を
入手するも故障ばかりで結局、
パイオニアのCLD-110に変更。
それでも両面再生の時代ではないのだけどね。
DVDプレーヤーはパイオニアの再生専用機を
使用。DV-545は安いが各種ディスクでも
再生が可能なのでなかなか良い子ではある。
ただCPRMに対応してないので番組モンはダメだけどね。

Img_index_visual ブルーレイレコーダーは結局、
使用可能なディスク種類の
豊富さと周辺の使用実績が多いパナソニックが
選択の理由である。地デジ対応はブルーレイ
レコーダーに依存することになったが、
ダビング中などでテレビ画面がみれなくなるのも
困るのでチューナー用にサブ機を導入した。
まず、メイン機は従来のDMR-BW680だ。これは
ダブルチューナーのHDD(500GB)のBDレコーダー
である。実は新製品のトリプルチューナーの
DMR-BZT600を最近安売りしてたので購入したが、
某おねーちゃんの東芝レコーダーは相変わらず
不調なため譲渡しちゃったの。で、新製品でローコスト
なシングルチューナー世界最小機を購入した。

Jn10102011 DMR-BF200は縦置きも横置きもできる
コンパクト機で、外部入力も無いモンだ。
HDDは320GBで最小限のレベルだしね。
でも35K円前後で買えるのはウレシイじゃんね。
メイン機はダブルチューナーで対応するので
あくまでブラウン管テレビ用のチューナーとして
ディスクドライブとHDDは補機として使用できるゾ。
必要最小限のスペックでコンパクトってのは
実はローコストもあわせて、この地デジ切り換え
時期には駆け込み購入の狙い目商品でもあろうね。

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2011年7月 2日 (土)

文藝春秋と成美堂

東日本震災系のムック追加の2冊です。

■ 週刊文春臨時増刊 「東京電力の大罪」

Toden なかなか東電の酷さが実感できます。
親族で東電社員がいるって人もいますが
確かに営業だの水力発電の人たちまで
原発ムラの同類ではないのだが、
原発マネーに乗っかった人々や役員などの
上層部などなど、やっぱりヒドイもんだわ。
関連会社の人たちが英雄とは決して思わないが
自衛隊やレスキュー隊は東電のイビリにも屈せず
現場で被爆覚悟で対処された事は本当に感謝。

原爆ぶらぶら病も書かれている。
低線量被曝の危険では最近、
原爆ぶらぶら病やペトカウ効果が
論議されているが、確かにぶらぶら病は
ストレスくるウツ症状に酷似しているから
純粋に放射能によるとは言えない気もするけどね。
ペトカウに関しても実際には低線量ではないのでは
という解釈もある。とはいえ内部被爆すれば
1年でも24時間365日のおつきあいになるのは理解
すべきなのだろう。内部被爆はあくまでガンの転移
ではなく新規でガンが乱発する多重性ガンが特徴だ。

福島の小学生の鼻血頻発が問題になってきている。
小便セシウム検出などカウントダウンの状況であろうか。
浜通りの耳無しうさぎも現実発生してきたわけだしね。
植物の奇形も多く写真をブログアップなどされてきてます。
もうシナリオ通りに影響はスタートしているのだ。
広島の原爆でも直爆でなく内部被爆で内臓の内壁が
ボロボロに脱落して、まさに内臓がくさって吐き出される
症例も発生した。だが、直爆と入市被爆者の差はあれ
広島・長崎でもタブーとして表には出にくい世界もあるのだろう。

ともあれ、隣接地区で今の環境に安住し続けるなら、
それなりに予測される後の準備もしなければならない。
自ら選んだ道筋。子供たちのガン保険などでの
資金対策もすすめなければいけないのかもしれないね。

■ 日本地図別冊 「地図で読む東日本大震災」

Higashimap 放射能の流れは鳥瞰図だとわかりやすい。
双葉から飯館の谷が風道なのだろうが
浪江から相馬の尾根が阿武隈川河口の
平野部のバリアになっている風にもみえる。
だが霊山の岩峰で防ぎきれないだろう。
実際、霊山町がホットスポットな報道で
問題化しちゃったからね。
この鳥瞰図のデータは航空機から地表の
ガンマ線モニタリングをまとめているので、
地表での正確な汚染状況はわからないのだろう.....
ただ、いわきにしても、平市街地はけっこう高くて
小名浜は低い。でもいわきツーリングで宿泊した
田人地区はなぜか高い。つまり単純に
谷の気流の流れはあまり関係なく雨水が集まる
山間部の谷筋の地形が高くなるって事にみえてきます。

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