台風前の大峯奥駈の弥山
台風6号の来襲前の
17日(日曜日)に紀伊
半島の大峯奥駈の中央に
位置する近畿最高峰の
領域に入ってきました。
ガマちゃんがけっこういました。
雨の予感でお出ましかっ!!
繁殖期なのかな。
山上ヶ岳(1719m)は修験道
の中枢でロックな鎖場ですが、
今回の弥山(1895m)は縦走
登山タイプのマイルド感があります。
山上ヶ岳、稲村ヶ岳は五番関
から入山したいが、今回の
弥山、八経ヶ岳は行者還トンネル
西口から枝尾根急登で入山です。
稜線ではコバイケイソウが咲きまくり!!
初夏の花ですが、プロトベラトリン
(アルカロイド系)などの有毒成分は
血圧低下させるので食中毒に注意。
今回思ったのは水場が
無いので注意ってことかな。
600ccもって入ったんですが
夏山でしたのでギリギリでした。
行者還トンネル西口のキャンプ指定地の
近くの橋の下の沢が最後の水場です。
山頂には山小屋があるのだが、
予約のみで宿泊者以外入れないの。
ひでーなあ。水も売ってもらえないネ。
なんとかもたせて、下山と同時に沢の水で
ザブザブゴックン。冷たくて美味しい!!
11:50 行者還トンネル西口入山
13:00 奥駈道出合 主稜合流
13:15 石休ノ宿跡 第56行所
13:25 弁天の森(1600m)
13:55 聖宝ノ宿跡(講婆世宿) 第55行所
15:00 弥山山頂(1896m) 第54行所
15:10 国見八方睨・昼飯
15:20 下山開始
15:50 聖宝ノ宿跡
16:40 奥駈道出合 枝尾根分岐
17:20 トンネル西口着
写真は山頂の天河弁財天奥社です。
稜線への枝尾根道は
かなりの急登でして
マイパースでアルバイト
しちゃうのが良いね。
写真のように木の根道
も多いです。しかし
下りではザレ部での
スリップに要注意です。
奥駈道出合の到着!!
大峯山脈の主稜線に
合流しましたよ。
左(北)へ進めば行者還岳
方面になり山上ヶ岳、
吉野に続きます。
右(南)へ進めば目標の
弥山で熊野本宮へ続く訳です。
雲が多くなってきましたが
まだ雨は大丈夫そうなので
スカイライン縦走モードだじょ。
奥駈道出合から弥山の
間には大峯奥駈道の
75の扉のうち3ヶ所がある。
まずは石休ノ宿(第56行所)で
その近くに弁天の森(1600m)があります。
まあ、休憩することもなく進みます。
聖宝ノ宿跡は講婆世宿とも呼ばれ
第55行所になります。ここには真言宗醍醐派の
聖宝の銅像があり平安時代の修験道
中興の祖(当山派)になります。
聖宝ノ宿跡から鞍部に下り
頂上までは聖宝八丁という
ラストスパートになります。
終盤は木道階段もあるのですが、
キツイっちゃキツイね。
さすがに近畿最高峰域じゃわ。
でも聖宝から上はガスの中で
展望は無し。下山者は多く
登ってるのはこの時間では
山小屋宿泊者がほとんどです。
一応、予定では15時に
到着できなければUターン
としてましたがギリギリで
山頂に到着でした。
弥山山頂(1896m)は第54行所
になります。ガスだらけだけどね。
残り3時間で下山マージンをみると
隣のピークの本当の近畿最高峰
八経ヶ岳(1915m)へは往復で
2時間は欲しいので今回は入れず....
八経ヶ岳(別名八剣山)には
やはり朝から入山しないとダメだね。
にわか雨もちとパラパラしはじめた。
弥山小屋の北西に弥山
山頂があり南東に
国見八方睨があります。
草原の展望地で大台ヶ原
方面もばっちりみれるんだろうけど、
これだけ雲の中だとどうしようもないですわ。
おにぎりで遅い昼飯を食べて
さくさくと下山開始しましたの。
ちょっと登山者の少ない時間になり
寂しい感じでしたけどね。
ミスコースしないように焦らずにゴーダウンダウン!!
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