エンシュナダメタンハイドレート掘削隊
久しぶりに清水港興津埠頭
へ向かっています。
清水ICを降りると、目の前に
ディフェンダー110のピックアップ
が闊歩してるじゃじゃん!!
コンテナターミナルに
タワーが聳えます。
コンテナが邪魔で良く
見えないこれはなんでしょう。
クレーンもあって何か建設中かな?
実はこの櫓はJAMSTEC
地球深部探査センターの
所有する地球深部探査船
「ちきゅう」なのです。
官民学共同のメタンハイドレート
資源開発研究コンソーシアム(通称 MH21)の
仕事で資材の積み込みで停泊しています。
南海トラフ地震発生帯掘削計画
の時は熊野灘での作業のため
新宮港だったのですが、今回は
渥美半島沖での作業だから鈴与の
清水港なのですね。愛知県沖だけど
豊橋港や名古屋港じゃないのね。
でも「ちきゅう」の母港は横須賀だよ。
掘削やぐら(デリック)の根元は
ドリルフロアになっており
掘削装置は三菱重工業長崎造船所製だ。
第1回メタンハイドレート海洋
産出試験事前掘削
(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
のため、2月12日には出航します。
3月下旬までの作業の予定で
現在はもう渥美から70km沖で
開始している報道もあります。
掘削やぐら(デリック)は船底から
121mあり、4本分のドリルパイプの
ラックと昇降装置で構成されており
約1200トンまでの吊り下げが可能だ。
デッキクレーンも何本も
装備されていますね。
ライザーパイプの積み込み中かな?
ライザーパイプは海底面に
設置される噴出防止装置(BOP)
をつなぐパイプで1本の長さ27m、
外径1.2m、重さ27トンになります。
船体は三井造船玉野事業所で
造られました。
船首の船橋の上にヘリポートが
あるのは珍しいレイアウトですね。
居住区の他に研究区画もあります。
しかし、日本海側の天然ガスより
扱いが難しいメタンハイドレートに
注力するのは中国と喧嘩しないためかな?
LNG(液化天然ガス)の80~100%は
メタンガスなんですけどね。
メタンハイドレートは水分子を取り込んだ
メタン水和物の氷状物質。現在も
採掘技術は他国でも確立されていません。
一気に気化してしまう事故も想定され
大量な場合は大気組成の変化までは
ならないにしろ、炭酸ガスより温暖化
させやすいメタンである事は忘れないでね。
土星衛星タイタンのメタンの海の気分を
味わえるくらい埋蔵させているなら
鉱床を一気に損失して南海トラフ崩壊で
東海地震の原因にならないといいけどにゃ。
現実はわからないけど、海底資源先進国でも
確立してない技術。アルマゲドンなブルースウィリス
みたいなプロフェッショナル魂でがんばってネ。
原発と同じパンドラの箱でない事を願うぞ!!
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コメント
ステッカー探しご苦労様(笑)
次回また探してくださいませませ。
キジ、どうしたんだろうか?
怪我か病気か・・・
投稿: くまモンw | 2012年2月25日 (土) 12時05分
キジさん多分道路上だったのでクルマの接触だと思います。外傷がほとんどないのでかすめた程度かな。とはいえ骨とか内臓とかやってるんだと思うけど。目は生き生きとしてたしなあ。
投稿: きぐりっぱ | 2012年2月26日 (日) 07時38分