金環コンチネンタル全日食チェーン
5月21日はなんちゃって
イベントな金環日食です。
静岡県もラッキーな事に
金環ライン上に位置します。
当初、そんなにワクワク
ではなかった割りにテキトーに
撮影してみるかなあって事で
NDフィルターを発注したもんで
投資したからにはと色々と検討してみました。
ケンコー製のND100000フィルターは
丸型のΦ77mmをチョイスしました。
Φ58mmはもう完売だし、Φ77mmか
Φ82mmなら在庫があります。
100mm角は値段も高く、ホルダーも
準備しないといけないしね。
PENTAX 500mmF4.5は実家にもって帰ってるし
SIGMA 150-500mmF1.5-6.3HSMはΦ86mmだ。
そこでTAMRON 200mmF2.8がΦ77mmですので
これにリアコンバーターをかませて400mmで
撮影しようと考えました。ダウンサイズの
フィルターアダプターをかませたくないしね。
さて、発注も遅かったので
フィルターが納品されたのは
土曜日の19日の昼。
この週末はまともに太陽が
出ていません。土曜日は
まだ薄い雲でしたが
テスト撮影してみるとこんな感じでした。
さらに日曜日はもっと
雲が厚いのです。
太陽の前の雲のカタチが
撮影されちゃうほどに厚いのです。
こりゃ困ったもんだなあ。
21日は晴れてくれるのか?
リアコンバーターは
ケンコーの古い1.5Xがあったが
あまり良くないので実家保管に
していました。しょうがないので
PENTAX純正のリアコンバーターA2X-Sを
入手しました。MFになりますが、ほぼ
どのレンズも使用できますからね。
日没間際並に暗い空でテレコン撮影には
不向きなのですが、SIGMA 500mmを使って
テレコンで1000mmレンズテストしてみました。
鳥を撮影してみるかな.....と、伊良湖方面に進撃してみます。
伊良湖の初立ダムは鵜が多いし
西ノ浜に移動してウグイスとヒバリ
の声がする場所で撮影してみました。
暗すぎでSIGMAレベルでテレコンは
ダメだなあ。ホオジロの写真ですが
厳しい結果です。明るい時に
出直さないとダメだわ。ガックシ。
そして21日当日、5時に空を見ると
しっかり曇りです。7時から撮影に
入ります。金環日食は7時半だが
まだ雲が浜名湖上に鎮座し太陽を
隠しています。しかし7時25分頃になると
徐々に雲が切れてきて太陽が現れてきました。
まだNDフィルターをかける必要は
無いレベルです。ギリギリセーフ!!
ISO100 1/125 F8.0でこんな感じです。
雲から出てくればさすがに
望遠レンズでは直接撮影は
厳しいです。フィルターを装備して
400mm撮影を開始します。
基本設定としてISO100で
1/2000 F8.0で撮影開始。
しかし真っ黒画面で光量が足りません。
ここからシャッタースピードを下げて
1/250 F8.0で撮影してみました。
7時35分ころに金環センタリング
モードになりました。ISO100で
1/15 F5.6で撮影。今度は少し
光量が多いかもしれないなあ。
輪郭がぼやけるとCMOSが
チャージアップでもして輪郭まで
漏れてきちゃう? 想像ですけどね。
ライブビューで確認しながら
三脚でリモートのレリーズで
撮影します。リングが切れそうな
タイミングを狙いますが、
ちょっと遅かったかな.....
粒々が撮影はできませんでした。
ISO100 1/15 F5.6で撮影。
始業前の7時58分のラスト撮影。
ISO100 1/40 F6.3で撮影して
みると、太陽の面に黒点が見える。
位置をずらして撮影しても
太陽の面での位置は変わらないので
おそらく黒点でしょう。
先程、太陽観測衛星「ひので」が
撮影した日食の様子を確認すると
月の右上の位置に黒っぽい
場所があるのでその点をとらえているのかもね。
(写真 JAXA)
まあ、職場のみんなでワイワイと
朝から屋上で観察会ってのも
なかなか無いからね。
面白いイベントでありました!!
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