FN MINIMI Mk.46
分隊支援火器というカテゴリーがある。
昔は機関銃、軽機関銃であったが
自動小銃(アサルトライフル)の間の
位置に立った意味合いが強い。
米軍ではFN MINIMIがこれに当たる。
映画「ブラックホークダウン」でトゥオンブリが頭上ファイア!!
M249 Mk.1でソマリアでも分隊支援火器として使われていた。
機関銃といえばブローニング M2など
12.7mm50口径重機関銃が代名詞ではある。
しかし、軽機関銃の元祖はやはり
ドイツのMG34、そしてMG42であろう。
7.92mmの初の汎用機関銃は、
WWII戦後に米軍ではM60やM249に
コピーされ進化していった訳である。
マシンガンもアサルトライフルも元をたどれば
結構、ドイツ軍の火器が基礎になっているもんにゃ。
ナチが良いとは言わないが、戦闘機に戦車などの
工業製品でみられるドイツの技術力。
今日ではVWの様に他社を買収しまくるような、技術でなく
マネーで対応しちゃう面がなんだかなあって感じだけどね。
7.62mmNATO弾を使っているM60は
シュワちゃんやランボーがスクリーンで
ブンまわして有名であるが、M249はM16系と
同じ5.56mmNATO弾を使っている。
破壊力なパワーはもちろんM60にあるが
軽量化して弾薬を多く持ち歩くことを考えれば
ミニミは弾幕製造機として分隊には必需な
連射性能であろう。M4やM16の歩兵隊に
1~2丁のミニミが与えられと言うが
自衛隊でもかなり浸透した銃火器ですからね。
写真は三沢航空祭で陸上自衛隊のUH-1に
装備されたM249です。これも初期型ですが
銃架にセットされている割りにバイポッドがそのままね。
実はミニミの後継が海兵隊で
M27 IARが新しく登場しています。
これはH&KのHK416をベースにした
分隊支援火器でほとんどアサルトライフルです。
ただ弾数をあげるため、通常のSTANAGの30発バナナ
マガジンだけでなく、C-MAGというドラムマガジンで100発を
確保できるようです。それだけ信頼のあるHK416なのだなあ。
M249はSAW (Squad Automatic Wepon)というカテゴリーで
M27はIAR (Infantry Automatic Rifle)になります。
色々複雑な分隊支援火器のカテゴライズでやんす。
さて、国内のトイガンでもM60やM249は
モデル化されてきましたが、国産は
10万から20万円級と値高いのなんの.....
ところが中華では3万円前後でフルメタルで
供給されています。むろん、その精度は悪く
まとも動かない傾向にあります。そこで、最近
お世話になっているGunsmithバトンさんにチューニングして
もらったA&K製のミニミでSOCOM特殊部隊仕様
Mk.46が在庫にあったので、弾幕系電動ガンをバカスカ
連射するなら、やはり分隊支援火器だろうとチョイスしたのさ。
電動ガンではアサルトライフルやカービン類は
実銃で30発のマガジンを使用する。
これがトイガンで50発くらいがノーマル
マガジンだ。オプションで多弾数マガジンが
300~400発も装弾できる。で、ミニミでは
BOXマガジンになるので実銃で200発のところ
BB弾ではA&K製で2500発のキャパシティになります。
しかも電動ガンはモーター駆動でピストンをカムギヤ
トレインぽく稼働させておりノンストップな射撃環境だ。
その上、多弾数マガジンは手動のネジ巻きが必要だが
大型のBOXマガジンは音感センサーを使用した
電動自動装弾モーターを装備している。まさに弾幕の鬼です。
もちろんこのセンサーも中華ガンでは
そのまま使用するのは難しいのですが
センサー感度アップや装弾モーターの
電源変更などチューニングすればバッチリ。
電装系のスイッチ類も国産でオムロンの
ものに変更するこだわりですからね。良い仕事をしてます。
ただ外装もガタがあったり、合わせが
キツイので上部ピカニティレールの
ネジを交換したり、色々とユーザーによる
調整は必要になってしまうのですけどね。
プラハンやパイレンまで使ってしまったよ。
しかし、シンプルな構造とメタルボディで
けっこう電動エアガンの構造がわかりやすい
モデルではあります。実銃はマシンガンで
消耗品のバレル交換が容易にできます。
このモデルもワンタッチでアウターバレル、
インナーバレルがばらせるんだよね。
試射はしてるけど、本格、掃射は
まだです。けっこう弾幕型の
射撃は面白そうだけど、BB弾の
消費量はすごいかもにゃ。
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