台風前の愛鷹山位牌岳
柳田邦ちゃん曰く、富士山に
背比べを挑んだ唐の国から来た
愛鷹山は生意気だっ! と
富士山にぶん殴られて
頭が吹っ飛んでしまったのです。
そんな爆裂火口の愛鷹山へ
台風17号来襲ギリギリで入山してきました。
第二東名で長泉沼津ICから
ゴルフ場を抜けて水神社PAに
駐車して今回は位牌岳を狙います。
ここの神社はけっこう水を汲み
にくる人が多いです。神社だけど
神仏習合しており本堂には
曼陀羅が本尊とある。つまり
日蓮系のお寺と山岳信仰が融合したままだ。
ガイガーカウンターも0.09で問題無し!!
10:45に登山開始!!
まずは林道を歩き、
池の平に進む。
ショートカットの直登があった。
けっこう笹のブッシュで苦労する。
ゴルフ場もすでに遥か麓だにゃ。
20年前は愛鷹林道はゲートも無く
KDXでこの防火帯道にも
入れたのだけどにゃあ。
ドロドロマッドからすっかり
整備された芝生道です。1時間で池の平に到着だ。
池の平でちょっと休憩して
崩落情報も無いので位牌岳へ!!
コースは池の平の枝尾根で
愛鷹山主稜線に登る道と
一度、つるべ落としの滝へ下って
再度、谷道を登るルートがある。
尾根の方が時間がかかる表示だが、帰り道を
つるべ落としの滝ルートにして、往路は尾根道を
チョイスしました。左手に見える主稜線の写真は
愛鷹山(1188m)や袴腰山(1248m)かしらね。
狭い登山道は笹ブッシュが
やっかいだが、両サイドが
切れた細尾根の割りに
ブッシュのため恐怖感は
少ないかな。真夏なら
虫さされに注意しないとイカん。
13:00になり位牌岳から
前岳1336m)に伸びる吊り尾根
上に富士山が見えるようになった。
しかし主稜線は台風接近の
湿度上昇に相まって
徐々に雲の波が流れ
込んできている。
雨は降らないが尾根の風も強くなってきた。
頂上では富士山も見えないから今のうちに撮影だ。
草原の尾根(ブナ平)に出ると
登山道が不明瞭になり
ルートチェックしながら
登ると時間がかかる。
14:00になり下山の夫婦とソロの若者にやっと会う。
あと30分くらいかなと時間や下山ルートの確認をして
もうちっとなので位牌岳(1458m)へ進む。
草原の尾根から裾野と
御殿場の展望を楽しむ。
箱根の山並みもいいね。
もう終わりになるだろうが
お花畑もちょっと楽しめました。雑草ぽいか......
つるべ落としの滝ルートの
分岐を確認後、少し主稜線
合流点の尾根を迷ってしまったが
14:15くらいに主稜線に出れた。
稜線にはトリカブトが多いわ。
ガスはしっかりかかるが
たまに切れてくれる。
西側の断崖絶壁に出て
頂上の位置を確認する。
下山の日没時間が気になりつつ
もう少しなので標高をあげる。
実は、懐中電灯をジムニーに
置いてきちゃったの....失態!!
マムシグサも多い。
マムシグサは
花は終わって
紅い実がぽてぽて。
軸が黒いも毒々しいなあ。
球根と葉には
痛風の原因である
シュウ酸カルシウム
結晶があり毒である。
尿酸値の高そうな植物だ。
14:34に位牌岳山頂に到着。
ガスで鋸岳の登攀ゾーンの様子が
全く見えず調査にはならないにゃ。
時間も無いので急いで昼メシの
パンをぱくついて14:40には下山開始だ。
下山のルート確認が難しい。
踏み跡が複雑で道が不明瞭で
あるのにテープがかなりヘタレてる。
しかも色が赤、白、黄色の色とりどりの紐で、
さらにペンキだったり、石積みだったりで
見落とさないように神経を使う。つるべ落としの滝の
下山ルートが沢道であるためカラ沢なので特に
スピードが上がらない。ゴロタのカラ沢で転倒して
ストックを1本曲げてしまう。さらに使い続けて
とうとう折れてしまった。1本ストックはちょっとキツイ。
カラ沢歩きから谷の斜面を下る
ようになる。ドロが滑りやすいし、
岩も混じる。ただカラ沢よりは
道がわかりやすいけどね....
やっと16:23につるべ落としの滝に到着。
日没まであと1時間を2kmの沢歩きで
最悪林道の桃沢橋まで下山しないと
暗闇の沢道では動きが止まるモン!!
しかも雲とガスが出てもうかなり辺りはうす暗い。
ハイペースを心がけて急ぎ17:00に愛鷹林道に出れた。
昔はバイクで走った林道だが今は完全に格子ゲート........
林道をテクテクあるいて舗装林道に出て、登りルート
に合流。水神社PAに戻ったのは日没直前でした。
けっこうラストスパートで疲れたですわ。
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