二度目の東稜尾根も失敗
四国2本目の山は久しぶりの
石槌山です。寒風山トンネル
から旧瓶ヶ森FRで土小屋まで
夜行して早朝入山開始だ。
東稜尾根を2度目のアタックです。
前回は濃霧のため撤退したが
今回は晴天だじょ。でも、GWで
東稜ルートを入山したのは他に2名のみ。
結果は笹滝上で同じ場所で撤退。
写真は土小屋一般ルートから見た東稜尾根。
石槌スカイラインから眺めると
南斜面で弥山、天狗岳、南尖峰が
重なるのでもっとも尖った石槌山
になりますね。笹滝から
南沢の窓のピークに登ると
カニの横ばいへとキャンバー岩盤を
トラバースして西沢の窓に至る。
南尖峰直下をボルダリングすれば良いはず....
矢筈岩の手前の笹ロードで
唯一のカップルパーティに
追い抜かれました。しかしペースが
早いので、このあとの核心部の
ルートファインディングの参考に
ならなかったのだ....笹滝の上で見えなく
なってしまったのだ.....
このあと誰も登ってこないんだもん。
矢筈岩の根元から目の前の笹滝を
見上げます。前回はこの青空が全て
ガスだったのですが、晴れてても
情報は青空だけじゃん......
でも笹が濡れてないのでスライダーは
安心です。ピッケルを装備してるので
しっかり固定しながら登れたしね。
矢筈岩からの笹滝は面河川まで
続いています。ここで滑って落ちたら
岩場ほどグチャグチャには
ならないけど、けっこうな滑落スピード
になるなあ.....結果は一緒か.....
結局、この笹滝で今回も
リタイアにしました。
ハーネスとザイルを
持ってきてれば
ポイントオブノーリターンでも
無視できるのだが....
ソロでセミクライミングルート
を探索しながら進むには
やはり回数を重ねて情報を
積み上げていくしかないなあ......
笹滝を登って一休み。
誰か経験者が登って
こないかなあ.....
夏休みならいるだろうが
GWでは東斜面の谷には
雪渓も残ってるし、無理か.....
目の高さには矢筈岩が
鎮座するね。一番右が
矢筈岩ですがクライミング
する人もいるんだろうな。.
ここまでは下山もさほど危険では
ないので、仕方なく東稜基部に戻ります。
山麓東斜面の一般登山道で
二ノ鎖まで行ってみる。
山麓道から矢筈岩を見上げると
南沢の窓が見えた。
真下から見上げれば右端の
南尖峰まではそんな距離ではないなあ.....
まあ、東稜尾根から人が
落とす石もあるから
自然以外にも落石注意
ってのはアリだな。
二ノ鎖でもラークしてたし。
以前のGWの時より
雪渓が残っている感じだ。
内緒だが東稜基部まで
降りず途中の雪渓を
利用して通常登山道
に戻ったりもできるね。
クライマーはここらから入山かな。
二ノ鎖基部から天狗岳を
眺めます。小笠原のハート岩
のような岩盤にクライマーが
取りついてるって声があるが
どこやねん? 確かに以前天狗から
見下ろした時にハーケンとか設置されていたもんな。
子供連れも増えてきて
二ノ鎖も大混雑。
残雪で濡れた岩場で
モントレイルのトレランシューズが
柔らかいソールの割りに滑るのが発覚。
やっぱ5・10やアシックスがいいなあ。
危なっかしいので途中で鎖下降して終わり。
弥山頂上直下の三ノ鎖は工事で
鎖撤去中です。このため巻き道も
混雑で行き交えにくく巻き道での
登頂はあきらめました。
帰路で出会えたパトロール2名の
おっちゃんにザックバランに話をきいた。
東稜尾根は現状立入禁止であるが
見て見ぬふりで対応だそうだ。
国交省は県を通して通行止にせよと言うが、
今まで使われていたルートだし、修験関係も
使うのでむげに禁止とは言えないとのこと。
ただ自然保護地域なのであくまで通行止で
現在は鎖やザイルも設置できず撤去しているとのこと。
しかし国土地理院が先日測量して点線を記載したため
完全に歩道として認識されており、
縦割り行政的にも矛盾が生じているようです。
ただパトロールでも東稜ルートに入ることは無い。
なるべく荒らしてはいけないためだが、
天狗岳からのパトロールで見かけても指示は
登ってくださいが基本。下山は危険なので、
天狗から下る人に会っても、
登り返して戻ってくださいと言うのだそうだ。
しかし前回、東稜に入った時は汚い残置ザイルが
あった記憶があったが今回は全くなかったにゃ。
PS.
前回、東稜尾根に入った時はマブタを虫にさされ
オイワサンになってしまった。抗生物質の目薬で
直ったが、今回はお腹に菌が入ったようで
実家に戻ったら38度の熱にうなされ、正露丸で
対処しちゃいました。こりゃ3度目はヤバイかもな......
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