諏訪大社と光前寺
塩尻峠から諏訪湖へ。
安曇野の平野部はけっこう残雪があるも
ここは路肩にもほとんど残って無い
下社の春宮に寄ってみる。ヒスイと
黒曜石(諏訪名産)のお守りがあったので所望。
国譲りの古事記の話....
大国主の出雲で、タケミカヅチ(鹿島の神)が
アマテラスの使者で日本を明け渡せというが、
オオクニヌシの子の頭の良いコトシロヌシはYESだったが、
体力勝負のタケミナカタは闘っちゃった訳だ。
で負けて諏訪湖まで逃げて諏訪大社の神様に
なっちゃった訳だが、どっちも軍神なんだよね。
基本、上社がタケミナカタ(男神)で
下社がヤサカトメ(女神)で夫婦で
分かれてると思ってた....で、神職さんに聞くと
Q 八坂刀売神の八坂は八坂神社と関係があるの?
A 八坂神社はスサノウノミコトを祀ってあるので子孫の
関係はあるが、八坂神社からの名前ではない。
Q 下社は摂社でタケミナカタとあるけど本殿にはヤサカトメだけ?
A いえ二神とも祀ってある。実際、この神社は昔の形式を
重んじて本殿は無い。山が御神体だから富士山といっしょ。
Q ということはあれは本殿でなく拝殿?
A そういうこと。自然が神様の元という考え方だと思って。
Q だから御柱を神様のいる山からお迎えするということ?
A 実は御柱の意味は曖昧で学者が10通り位の説を唱えている。
正式な意味はわからないが神様をお連れするというのは
違います。これは私の考えで公式な見解ではないが、
この神社は色々な人の願いが溜まっているのです。
良いもの悪いもの全ての念が。神様も段々と疲れて
くるからリフレッシュな意味で
御柱が必要ではないかと思うのです。
そうなのか....そういう意味では確かに御柱は
伊勢や出雲の遷宮に近いものを感じますね。
諏訪をあとにします。ちょうど岡谷駅の前で
青い列車が走ってきました。新特急かなと
カメラで撮影したらなんのことはない、
中央本線のJR貨物EH200形電気機関車
ECO POWER ブルーサンダーでした。
駒ヶ根の光前寺
にもよってきました。
早太郎伝説の
魔除け札を受けにね。
でも、本坊の方で午年
の人向けに馬頭観音
の特別拝観があったので
ついでにそちらもネ。
庭園は雪ですっかり埋没。
池の形はなんとなく
わかるんですが、
こういう風景もまた
四季の姿なのだよなあ。
木々の影のコントラストが
ちょっとすてきだな。
まあ御本尊は不動明王の
攻撃型の天台宗のお寺
なんですけど、その
お不動さんの命令で
早太郎(しっぺい太郎)が
闘うっていう絵図がなかなか
魔除けで力を発揮するかな。
でも、今、会社のトラブルは
生霊の怨念のような気もするけどね。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント