各務原でUS-1A内部公開
5月15日(日曜日)にVFR800X
で各務原航空宇宙科学博物館
へ行ってきました。
救難飛行艇US-1Aの機内見学です。
もうUS-1Aも退役が近いので
内部を見学しておきたいなあって感じです。
もう機体は屋外展示から
20年たっており
かなり古くなってきています。
ただ現役の機種のため
自衛隊から内部の写真は
ご遠慮くださいとのお達しとのこと。
ちなみに、博物館で
入場料を払うと
整理券をくれるシステムです。
博物館は新規に
CCVを岐阜基地から
展示貸与されたので、
それもチェックです。
CCVは今のステルス
実験機と同じ、F-2の
試作器(FX)で造った
カナード翼のある機体ですね。
それと、9月1日から1年
ほど休館予定。
リニューアルのレイアウト
変更もあるのだが、
これは知覧に貸与していた
飛燕を川崎重工で現在、
フルレストア中のためです。
これを各務原で展示する
のが理由で、正月あたり
特別公開をするかもとのことだが
どうも1度、カワサキの明石に
持って行くとかいう話もあるので
日程はまだ流動的のようだ。
(写真は知覧に展示時代のもの)
あと、ファントムの
初号機を展示する
のだが、これを
浜松広報館にするか
各務原の博物館に展示
するかでもめてるそうです。
まあどっちももう
スペースが無いからねえ。
US-1A(救難飛行艇)の
機内見学は基本そんなに
混雑はしてないのですが、
団体さんが来たのもあって
午前の部はすぐに満杯でした。
中は狭いっちゃ狭め。
上下の高さがあるが、
チヌークの中より少し狭いくらいだ。
あと、隔壁毎にハッチがあり、
艦艇と似た造りで
防水扉になっている。
左後ろの救難用
ハッチから入る。
ゴムボートや
スローロープの
発射器、ウインチもある。
ボートはオールは外洋
では意味無いので
床下に船外機が収納されている。
また、床は後ろに傾斜
しており、海水が
入っても前に流れ
ないようにしてある。
中間は要救用に
ベットは8つくらい
つくれる。コックピットは3人。
左側が機長。
一番のポイントは
波高計。これは
飛行中に計測できて、
着水の情報として使う。
基本、US-1Aは3mの
波高まで着水できる。
海外の飛行艇は1mが
精一杯なので、そこが
一番の特徴ともいえる。
辛坊ヨット遭難の時は
4mだったが、US-2は
ハイパワーエンジンのため
4mでも強行したとのこと。
このとき、厚木と岩国から
2機出動して捜索と救難で分けたそうだ。
数人で15分の説明をしてくれます。
終了して屋内展示を観てまわる。
CCVが入ったため少し少なくなった感じ。
ヘリ搭載のシェルパが無くなってたり....
2つほどシミュレーターに乗ってみる。
セスナで名古屋空港から
名古屋電波塔まわりのコース。
まあ隣で説明しながらの操作補助を
してくれるので勉強になります。
エルロンとエレベーター
のみでラダー無し。
スロットルは補助で
やってくれるが、
失速はするのか聞くと
実際に落として高度が
下がっていく状態にして
くれたりして理解しやすいです。
もう一つはブルーインパルスの
曲技飛行。浜松広報館のより
シンプルで簡単ではあるが
指定コースどおりに飛んだりスモークを
出したりしないといけないので
ランクCの結果は一番悪し。
まあ最初はみんなそうですよとの事だが
スモークも出さなかったしなあ....
あと、ヘリの
シミュレーターが
一番人気らしい。
整理券で操作できる
時間もきまっていた。
また、旅客機の
シミュレーターもあった。
旅客機も整理券が必要だが
機体の画像はMRJのようですね。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント