2017年7月9日 アセチレン灯
懐かしいモノを入手
してきました。
災害でも割と簡単に
夜間光源を確保
できるものですが
フレーム式(炎を使うもの)
としては輝度が高い
アセチレンの集魚灯です。
ネットなどではもう本体を
見かけないのですが
地元の釣具屋に行くと
在庫あるじゃーん。
コロナランプです。
島根では海で使うより、
アセチレンは鮎の夜釣りで
見慣れた風景でしたね。
とはいえ、今は下流域の
鮎釣りの風景はみなくなり
ましたけど....
まあ、ここら浜名湖周辺では
アジの夜釣りやカニ、タキヤ漁などに
使われてきましたが、当然、現在は
LEDからハロゲンまで、電器式が主流です。
ただ、アセチレン溶接で遮光メガネで
作業する姿も想像できるように、
酸素と合わせてれば裸眼で見るのは
危険なレベルの輝度です。
ただ、集魚灯では、ボンベでレギュレーターが
必要な高圧ではないのでご安心を....
基本システムは下容器に
カルシウムカーバイトの
石(粉末)を入れます。
これに水をかけるだけで
反応してアセチレンガスが発生します。
CaC2+2H2O->C2H2+Ca(OH)2
水は上のタンクに
入れてあり、上部の
ネジをゆるめることで
オリフィスから水がちょろちょろ
流れ落ちる量を
コントロールします。
多ければアセチレンの
発生量も多く少なければ
ガスの勢いも減り暗くなります。
まあ、水場でも
火付けが楽で
高輝度で色合い的に
お魚ウケも良いと
いう人も
いますけどね。
アセチレンガスは
高校生レベルの
実験で有名なのは銀アセチリドですかね。
本来はアンモニア性硝酸銀溶液で
還元剤として力が強いアセチレンを通して
試験管の銀鏡反応の実験があります。
この副産物が銀アセチリド(窒化銀)ですね。
こいつが羽毛でも爆発反応しちゃう感度の
高さでよく爆発事故やりますね。
銀だと勿体ないので、銅を硝酸にとかせば
似た窒化銅をつくれます。
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