2014年11月 9日 (日)

秋の夏井川そして.....

Img_6361 夏井川河口を早朝から
ルアーフィッシング。
雨は上がったのですが
海上は靄がすごい。
まるで雲の壁で幻想的。
夏井川でシーバス(スズキ)と
マルタ(ウグイの降海型)を狙います。
しかし、全く当たり無し。

Img_6362 陽が高くなれば晴天モード。
周辺では白酒の背びれが
見えたり、ライズや目視で見え
たりするのですが、その外道すら
当たってこない。去年より多い人出ですが、
まわりも全員アウトです。前日の雨で
かなり水が濁っているのもあるけど上流に
魚が上がったかな? という声も聞きました。

Img_6394 満潮になって来たら足元に
産卵後のオスのシラザケが
流れてきていました。
お疲れさんです........
まあ、スズキはシーズンが
終ってきてるらしいのですが
居つきのマルタは震災後、
すっかり絶滅したのか地元でも
釣れなくなったそうですね.....

Img_6385 夏井川渓谷下の大堰神社。
磐城小川江筋の
農業用水の取水口が
あります。かなりここでも
濁っており、水量が多いです。
この影響で河口部も透明度が下がってるかあ....

Img_6364 お昼には天気もかなり良く
なりましたので大熊町の
阿武隈山系の日隠山登山に移動です。
国道6号は現在、帰還困難区域内でも
通過は可能になっています。
ただし遮蔽効果のある自動車のみで
二輪車、軽車両、歩行者は通行禁止です。

Img_6366 今回は内陸側にR6に平行な
県道35号で北上しました。
放射線はいわき平野部は0.2以下で
もうほとんど高い場所は無いですね。
(測定単位はあえて記載しません)
降雨や除染作業でいわきの市街地で
生活する分は問題無いが、
食事だけは充分、注意すべきであろうか.....
四倉IC分岐から0.3~0.6と一気に上昇
道路工事が多く、アスファルトをはつっています。

Img_6372 富岡に入るといきなり0.9の数値が
出てきて1.0も超えてきた。
実際に帰還困難区域で立入規制の
境界が近くなったのが数値でわかります。
日隠山登山口から山に向かうと
坂下ダムに上がるまでの道で最高値は1.3越えとなる。
ダムサイト周辺は0.2~1.0で部分的に除染作業が
行われているのがよくわかる。

Img_6370 しかし、ダム管理事務所のところから奥が
土砂崩れのため通行止。
歩いていけるの? とダム管理の方に聞くと
「やめときなさい、山は除染してないので数値が
高いので本当にやばい」って真顔で言ってくれました。
登山レポで4以上の高値の場所もあるのは
知っていたし、こりゃ、マジでやばそうだ。
ということで登山はヤメとした。

Img_6369 ダム事務所の近くに
「美女泣かせのせせらぎ」の
昔話の看板がありました。
野上の里の長者の娘、小夜姫が
毛戸の里の長者の世継ぎに
嫁いだ。最初の節句の時期に
やさしく姑に実家に泊まっておいでと
お土産をもって帰省するも、
なぜか坂下の部落にたどり
着けないのです。結局、日隠山の
彼方の嫁ぎ先へ引き返したのだそうだ。
まるで、今の避難物語を暗示する
かのようなおはなしですね......

Img_6376 いわきに戻るのに、R399の
内陸側の国道にシフトしてみる。
県道36号小野富岡線で河内村へ
向かう。やはり0.2~1.2くらいで
ふらふらする数値。場所によって
かなり変わるのだが、基本、山は
高いというのがよくわかる。林道部など
二輪車で入り込むのは間違いだにゃ.....

Img_6381 割山峠旧道やちょっと林道などに入る。
原発に面する斜面ではないので
さほど高くはないが、除染はされてないので
ところどころびっくりする数値ではある。

Img_6384 下河内の集落に入ると道路は0.5前後
の数値だ。ただR399でいわきに
向かうと0.3~0.8くらいで場所によって
暴れる。微妙な数値だ。
県35号沿いは人ッ気は無いのだが、
R399下河内ではけっこう人も見かけるね。
紅葉は綺麗だが、線量はそれとは関係ない.....
線量計が唯一のよりどころになってしまう。
夏井川まで出てくると、0.2で安定になる。

Img_6399 夕マヅメでもう一度竿をだすが
結局、坊主......まあそれはそれ
湯本温泉のさはこの湯に
入ってからお土産を探しに
地元スーパーのマルトへ入る。
ドラッグストア系ですがスーパーマーケット
がしっかりしている店舗ですね。

Img_6401 もう、安売り時間に
なってましたので
ちょっと豪華なお魚の
寿司をチョイスしたよ。
大トロ、ズワイガニ、アナゴ、
ウニ、カニ、エビとにんまり!
まあ、お昼は四倉の道の駅で
ソースカツ丼だったんですけどね。

Img_6400 常磐道ではけっこう
JRAにお馬さんが何台か
移動してましたね。まあ、
退役した種馬の馬みたいだけど

| | コメント (0)

2014年9月30日 (火)

木曽御岳30年の歴史

Img_5897 28日(日)はジムニーにMTBな
スペシャライズドを積んで
恵那ICから付知に入って
王滝村三大峠(真弓峠、白巣峠、鞍掛峠)
の一般車通行止林道へ入ってみました。

Img_5899 木曽御岳が27日(土)の昼前に
水蒸気爆発系の噴火をはじめて
しまったのである。火口部は
剣ヶ峰山頂と王滝山頂の間の地獄谷。
御岳南斜面を展望できる場所を
王滝川を挟んで南側を走る阿寺山地の
峠からパパラッチする作戦だ。

Kokudoontake 付知川と王滝川に鋏まれる
阿寺断層でできた阿寺山地の
稜線にある峠は東から真弓峠、白巣峠、
鞍掛峠と配置されています。実際、
国土地理院では現状の航空写真を掲示してます。

Kuragake04 格子型ゲートでこの三大峠は
すっかりロックアウトされてますが
MTBレースが最近有名で
チャリンコでは一般的になってるかな。
鞍掛峠は冬のMTBチャレンジしたし
白巣峠はオフ車で何度も走った場所
なので未体験の真弓峠をチョイスした。
(写真は冬の鞍掛峠)

Img_5901 10時半ころに麓のゲートから入る。
登りに4時間弱かけて9割がた、
歩いて押して上がることになる。
整備されており崩落は少ない
安全な林道で4WD車でも十分走れる路面です。

Img_5902 基本、高度感のある林道です。
峠に近づいてくると硫化水素の
匂いがしてくる。ただ火口の
真南の位置にあたり噴気は
上空に流れてきているが降灰は無い。
地面は火山灰の堆積は無い状態である。

Img_5906 もちろん峠では誰とも
出会うことはなかった。
ヘリの音がひっきりなしだ。
真弓峠のゲートに到着。
峠は鞍部なので北東に伸びる
枝尾根で御岳が見えない。

Img_5911 でも煙は見えるので、
高樽山への水平林道を少し
歩いて回り込んでみると、
尾根が低くなった場所から
王滝山頂付近から上がしっかり見えた。

Imgp5914 30分ほど昼飯にしながら
500mmレンズで撮影です。
ヘリはバタバタとチヌークが
行き来しているが搬送用かな?

Imgp5867 実際に救助活動をしているのは
ブラックホークのようです。
救難ヘリだからホイストも
パワーもあるからかな。
王滝頂上小屋あたりで
ターボプロップの故障覚悟で
懸命の救助中です。

Imgp5849 剣ヶ峰(3067m)の
上空でホバリングしてる
のはカラフル機体だ。
中日新聞のEC135-P2おおづるかな?
あんまり無理しないでね。
救助ではないのに近寄りすぎじゃんね。

Imgp5916 木曽御岳の山体は
ほぼ白くなっている。
噴煙の規模的には桜島
ほどではないが、
結局、不意打ちをくらったので
死傷者の多い事故になったのだな.....
ブームとは違ってもともと
アプローチのしやすい登山者の多い山で
夏山は御嶽教の白装束もいれば
秋山は子供連れにも人気が高いからな。

Imgp5872 連動噴火は無いだろうが、
中部山岳地域で浅間、焼岳、
なんかはいつ急な噴火があるか
わからないタイプの火山だから注意だよね.......
草津の白根山も夏から入山規制してるし。
その点、九州や北海道はいつでも
フルスロットルOKな火山が多いっちゃ多いが..........

Imgp5877 溶岩が吹き出るタイプでもないし
爆発は無いので空振や衝撃波もしない。
ただ、水蒸気と火山性ガスが
王滝山頂の地獄谷の砂礫の
ふたを水蒸気爆発で吹き飛ばしたので、
Imgp5887a 現状は開放ダダ漏れってことなのだろう。
詰まり圧力窯の安全弁が壊れたけど
地下水脈は冷却水を供給するため
メルトダウンなマグマ溜まりで
焼け石に水的に蒸気発生装置と化しているっちゅうか。

Imgp5850 噴気量はコンスタントでなく
増えたり、減ったりしている。
撮影してても頂上小屋が影になったり
明るくなったりと変化する。
噴火がおさまるタイミングにもよるが、
Imgp5859 雨が降れば泥流被害もでるだろうなあ.....
それに水を吸えばモルタルのように
固まってしまうだろうし。
これじゃ王滝村も秋登山や冬スキーの
営業が絶たれてかなり厳しいんじゃないかしら......

Imgp5921 時間的にあまりゆっくりもしてられない。
15時になったのでダウンヒル開始。
崖っぷちルートなのでスピードは
出せないし安全第一でダウンヒルだ。
1時間ほどで下山です。まあ山スキー感覚だね。

途中、3匹のヘビと出会う。
道路に横たわって動かない
のだが50m間隔で現れた。
最初はアオダイショウ、
次はヤマカガシ、
ラストはマムシだった。
踏まないようにリアロックさせて
コントロールするもなんか不思議
な光景ではあったにゃ。

Dune25 今後の展開はまだ見えないが
王滝村の山津波は1984年で
私もまだ高校生の頃だった。
広島の土石流に近いものもあるが
山体崩壊のその土砂の量は
Riverbed62 比較しようもなく、もっと大騒ぎだった。
焼岳による大正池が王滝川にも
できたのだから......30年目にして
今回の噴火でまた多くの犠牲者が出た。
(写真は王滝濁沢の90年代の山津波現場)
南無阿弥陀仏.........

Ontake08 そういえば、二ノ池湖畔でキャンプした時に
カルデラ直下で震度4(旧レベル)をくらった
ことが今にしてやばかったなと思うにゃ.....
火口湖でブクブクと泡が出て予兆があったが
積雪でそれどころでも無かったもんで。
(初積雪の二ノ池から剣ヶ峰山頂を見上げる)

| | コメント (0)

2013年11月 9日 (土)

見えないモノを見るという事

Imgp2528a 東日本大震災の本震と津波によって
沿岸の原子力発電所が被害をうけ
女川、福島第一、福島第二原発のうち
メルトダウンで爆発事故まで発生させた
福島第一原発は世界最悪の原発事故となった。
爆発による放射性物質の拡散と
現時点でも炉心部は全く手がついておらず
注水だけで地下水脈への直漏れは知らないことにして、
回収したタンク水の一部ですら漏らす始末。

Img_3437 原発周辺は拡散された
放射能物質の高い線量のため
現時点では名称も変えて
・ 避難指示解除準備区域
・ 居住制限区域
・ 帰還困難区域警戒区域
を設定している。

Img_3421 避難指示解除準備区域までは住民以外でも
自由に立ち入りができるが、夜間の居住は
できず、警備も厳重で警察車両も多い。
県外ナンバーならば職務質問もあります。
通行規制は居住制限区域の境界となり
国道6号の場合は富岡町役場の北側になります。
第一原発から約7kmの位置になります。

Img_3425 常磐線のJR路線も原発区間は
通行止になっています。
現時点では広野駅~原ノ町駅と
相馬駅~浜吉田駅が運休状態です。
運休区間の木戸駅周辺では
除染でバラスの入れ換えをしてますね。
しかもゴムびきでない黒色の1トンバッグに入れてる。

Img_3427 林野は無視して市街地の
除染は進められているが、
実際、1トンバッグが
農地に積み上げられている。
この風景が除染行為の現状である。

Img_3442法律で定められた限界
一般 1mSv/year (20mSv/year容認)
放射線従事者 50mSv/year
発癌性リスクの境界 200mSv
発癌に関係する最低の線量10~100mSv

Imgp2545 今回は当然ですがビジターとして
被曝地に接近しています。
だから安心という訳ではありませんが、
線量計はμSv/hが単位です。
つまり高い場所でも1~2時間、
生活圏でも1~2日ですので、
被曝量は時間を掛け算すれば
累積の被曝線量は大したことはないです。

ですが1年間で計算すればそれなりの数値です。
さらに内部被曝しちゃうとしっかりオールタイム
接近戦被曝祭になります。つまりそこで生活するか
否かが、やはりポイントになります。
自然に被曝する量に対し追加線量ってことにもなりますが、
バックグランドで0.10であれば(追加線量=絶対量-0.10)
となります。しかし被曝してる量は絶対量ですから
とりあえずバックグランド無しの絶対値表示します。
下記調査結果は0.10μSv/h は絶対値の実測値で
0.88mSv/yearはその環境に1年間生活する場合の
被曝量試算です。むろん、外部被曝のみの問題で
内部被曝は全く無いと想定しているわな。

ただし、この数値が正しい、正しくないという
ことは当然、言えません。今の日本では
風評という言葉が蔓延しています。
それは悪い評価でも良い評価でも同じことです。
政府だから正しい、反対派だから間違いって
訳ではありません。つまり盲目状態だから
だれの意見でもいいから判断したい訳ですね。
よく放射能は見えないからどうしようも無いといいます。
もちろん食べ物の味にも影響しません。
美味しいものは美味しいし、不味いものは不味い。
ですが、線量計を万歩計のように持っていれば
人間の五感に追加するセンサーとなる訳で
それで各自判断すれば良い訳です。
旅行に行って活気のある姿を見て放射能は大丈夫
と思っても、それはある意味、風評レベルに
近いのかもしれませんね。

測定値(μSv/h) x 24H x 365day = 1年間曝露時の単純試算(mSv/year)

■ 2012年9月調査
遠州地域
0.10μSv/h - 0.88mSv/year
広島市(市街地アスファルト)
0.10μSv/h - 0.88mSv/year
竹原市(農地)、山陰(一部)
0.18μSv/h - 1.58mSv/year
広島原爆ドーム(フェンス内側)
0.24μSv/h / 2.10mSv/year

■ 2013年11月調査
東京都、神奈川県、埼玉県、群馬県の各高速道上
0.10μSv/h - 0.88mSv/year
猪苗代湖(道路、農地)、
会津若松(道路、農地)、南会津(道路、森林)
0.10~0.15μSv/h - 1.31mSv/year
日光市(道路、杉並木)、宇都宮市(国道、農地)
0.15μSv/h - 1.31mSv/year
成田市(道路)、いわき市(国道、農地、河川敷)
0.20μSv/h - 1.75mSv/year
三春、郡山市、本宮市(高速、国道)
0.40μSv/h - 3.50mSv/year
楢葉(第二原発付近、国道、農地)
0.40~0.70μSv/h - 6.13mSv/year
本宮市(農地)
1.18μSv/h - 9.63mSv/year
富岡(第一原発7km地点の国道、アスファルト上)
1.25~1.45μSv/h - 12.70mSv/year

Img_3423a 富岡の規制線を越えれば、やはり
年間20mSvを越えるってことで
生活はできない状況なのです。
でもまあ一般基準の1mSvは軽く
10倍ほど越えてるけどね。

Img_3394 2年半が経過した時点で台風もかなりの
数が接近、上陸してかなりの自然除染が
進んだ。広島原爆でも神風として知られる
台風除染効果とヨウ素などの半減期の
短いものが下がりはじめたため曝心地から
離れた場所は下がってきている状況です。
いわき市内がどこで計っても0.20μSV/h前後で
平の繁華街から湯本の温泉街も、沿岸部の
田園地帯も安定していました。

Natsui 特に注目したいのが夏井川の河川敷。
草っぱらでも、護岸のセメントに
堆積した泥を計っても0.14と低いのです。
しかし、河川敷のベンチの木材をはかると
0.28となる。これが放射性物質が固定
されたということを説明している。
大量の雨で流れた泥はかなり洗浄されており、
堆積したものと違ってフローの水でイオンとして、
また微細粒子として下流へ流れて浄化が進んでいる。
(むろん最終的には大いなる海で薄めてる....)
しかし、木材などは中で結晶化したり細胞内に
入れば定着して固定するとなかなか流れ出てこない。
これにしても、その違いは目ではわかりにくいので
線量計が欲しいというのはそこなんだよね......
食物連鎖にしても蓄積、固定化するから
最終捕食者が高密度に汚染される。
これは重金属の公害でも充分周知されていますね。

Imgp2538 必要以上にビビることはないが、
高い場所、高いモノもあるならちゃんと
対応するためには、各自、デジタルな第六感を
準備しなければならないのではと思うのです。
ある程度は報道や政府調査のデータを
踏まえる訳ですが、盲目的に信じるには
シガラミが多すぎる。だから信頼はできないのよね.....
まあ、眼に見えるからと言って全然見えてないってこともある。
要するに見ようとする意志があるかないかという事かな。
だから見ないふりをしたくないあって思っただけ.....
ともあれ来るネクストステージに備えて。

| | コメント (2)

2013年8月20日 (火)

お盆休みは暑くてよれよれ......

Img_2401 いや、しかし暑い夏でした。
帰省に合わせて氷ノ山(若桜ルート)か
大山(ユートピアルートからの剣ヶ峰)を
考えていたが、延期でしたわ....
まあ無料の鳥取道から鳥取県側の
氷ノ山の登山道確認だけはしてきました。
大山ほどの人気は無いようで
登山者は少ないですね....兵庫県側の
方が人気があるのかしら?
一般的な氷ノ越コースはキャンプ場が起点となります。

Img_2393 1510mの氷ノ山(須賀ノ山)から
三ノ丸コースをループするのいいが
1464mの三ノ丸を経由せず
仙谷コースを使うのもいいかな。
急峻な沢登コースで上級向けとある。
下りで使うのが一般的みたいだけどね。
写真は仙谷登山口の堰堤です。

Img_2414 まあ、次回のチャンスで
登ってみましょう。でも
こう暑くては海や川で
泳ぐのもつらいですわ。
結局、実家の草払い機で草刈りや
チェーンソーで枝切りがメインの
盆休みでやんした。
スーちゃんもカーネルおぢさんと
ツーショットするのが精一杯よ。

Img_2407 山陰集中豪雨から30年、
今年は津和野や須佐を
集中豪雨に襲われました。
30年前は益田から三隅が
酷かったが今年のは少し西から
南にシフトしたため1区画ずれ
ているようです。今回暴れた河川が
益田川や三隅川より小さい
田万川や須佐川だったので
規模は若干小さいが結果は同じだよな。

Img_2405 写真は須佐川の山陰本線だが
高津川の支流の津和野川もかなり
ひどく暴れたようだ。須佐周辺より
津和野から徳佐の方がひどい
惨状のようだ。JR山口線(益田~地福)と
JR山陰本線は(益田~奈古)が不通で
バスの代行運行となっている。

Img_2409 まあ非電化単線である線路で
あるが、流出箇所は鉄橋以外にも
かなり多く、修理には時間がかかりそうだ。
実際、1年以上かかりそうだ。

Img_2412 夕立くらいの雨だと
このくらいで済むんだけどね。
なんでもゲリラ豪雨で
片づけるのも困ったもんだが....
グラントワの中庭もすぐに水たまり。

Kimonobeauty グラントワではちょうど
ドサマワリの企画展で
キモノビューティーなるものを
開催中だったので観てきました。
うーん、江戸時代はふんだんに
刺繍を使ってあるのだなあ。
高畠華宵のイラストも
かなりの点数ありました。

| | コメント (0)

2012年8月 9日 (木)

RADEX RD-1706を配備

Img_6883 線量計の需要がサチってきたのか
値段がこなれてきた。
そろそろ買いだな....っということで
ハンディ線量計を入手しました。
モノはRADEX RD1706です。
ロシア製ですが中国製より信頼性が高く
日本製はバックグランドを文科省が
強制的にゲタをはかせているのでちょっとスカン。
と言うわけでチェルノブイリでつちかった
ロシアンなノウハウを堪能してみたって訳です。

感度が少し難があるガイガーミュラー
型ですが小型でもセンサーは2個配置され
感度をあげているモデルです。
半導体やシンチレーションより感度は
劣るのでしょうが、26秒で1サイクルで
0.05~999.9μSv/hの測定レンジは充分なスペック。
しっかり浜岡フルバーストした場合でも高い値を感知
できるのも頼もしいね。(高濃度の場合は1秒で
1サイクルに変化します。)繰り返し測定を継続し
4回分の平均を表示します。常時監視できるので
ガイガーカウンターだけどなかなかシッカリものさ!!

国産で候補に考えていたのは
ピヨピヨCMで知られるエステー化学の
エアカウンターS (ネットで4000円切ってる)。
そして最新鋭のエアカウンターEXですね。
エアカウンターSは半導体センサーで
0.05~9.9μSv/hのレンジで数分のサイクル。
EXはシンチレーション式で0.05~99.9μSv/hで
30秒のサイクルのスピードはRD1706に迫ります。
EXの定価はRD1706に似たようなもんだけどね。
エアカウンターSは測定に時間かかりすぎなので
家庭内用ならいいけどアウトドアなら遠慮したいな。

RADIX RD1706はQuarta-Rad, Ltd.で生産し
スターシステムズが日本代理店で販売。
並行輸入モンではロシア語版まであったが
正規の英語版でいいやと発注したら、
もうしっかり日本語版が標準的に来ました。
RD1503も1万円を切っているがレンジと
測定時間の短縮からRD1706をチョイスした。
http://starex.jp/radex1706.html

β線、γ線、X線が測定できる云々は
どうでもいいと思う。エステーのエアカウンター
はセンサーにフィルターをつけてγ線に
特化することでCsの値を精度よく測定
しようとしている。どれがどの核種でってのは
どうせフクイチのダダ漏れ状態では
ゴッチャ混ぜなので、すべて込みで十分OKだと思う。
実際、千葉県の魚からはCsよりTr234や
Pa234mなどのU238からの派生モンが
検出されはじめているので、CsやSrに固執しててはアカン。
とにかくトータル量で危ないか、危なくないか、が
ハンディ器の基本思想なんだからなあ....
規制値を超えた越えないっていう数字の精度より
目に見えない変化を素早く感知できるかできないが重要だ。

Img_6882 校正済の公表値ではないので
くだらないチャチャは無しね。
あくまでオウンリスクの自衛です。
湖西市周辺はバックグランド無しの
生データで屋外、屋内ともに0.06~0.14μSv/hを
表示しています。ノイズもかなりひろいますが、
基本的には0.10±0.02μSv/hでおさまっています。
日中は太陽の核融合のガンマ線も検出
するのか夜間の方が低めな感じもしますにゃ。

Img_6881 側溝のドロや草っぱらなども、ちょこちょこ
チェックするも合流のピット部分でも
湖西市では数値が極端に上昇しません。
フクイチ爆発の影響のボーダーラインは
どこらへんになるのかなあ?
1年半のゲリラ豪雨などで除染が進んだならいいけど
湖西連峰の西側になる豊橋市も安定しており
ホットスポットはまだ見つけていません。。
湖西連峰の山麓部分の土壌からも異常値は無い感じ。

Img_6879 誰もが地元は関係ないと思いたい。
でも安全であると役所も学校もタテマエ
の一点バリというニュースを読むと
自分で確認して判断するしかないよな。
そりゃもう、近所のニャンコも、何を
計ってるんだと、注視されちゃいます。

昨日、今日と食堂でおかずの
小皿をチェックしてみたんです。
小皿の上に接触しない程度に
ポンと置いて受入検査で測定だ。
5mm~1cmくらいの対物評価方法だね。

キャベツとトマトのサラダ   0.10μSv/h  問題無し
ゴボウとニンジンの酢の物  0.16μSv/h
食パン(新居町のいさごや)  0.10μSv/h 問題無し
ポテトのサラダ   0.10μSv/h 問題無し
ブロッコリとタマネギのおひたし  0.14μSv/h
ナスの煮物  0.17μSv/h

写真は載せませんけど明確に出ました。
思ったより、はっきり出たのでびっくりします。
三遠地域では土壌汚染より外来の
食品の方が危険かもしれませんね。
キャベツは春は愛知産が多いが夏は
浅間周辺の信州モノである確率が高い。
北海道であろうジャガイモも問題無いようだ。
ただ安ければ、安い所から仕入れるのが資本主義。
きっちり小鉢の少量でも検出してしまうもんだなあ......
ナスが最高値をマークした。
夏野菜だと産地がわかりにくいからなあ......

Img_6885 ちなみに「奥三河天狗なす」という
巨大なナスを測定。0.10μSv/hで
BGレベルで全く問題無しです。
つまり茄子でなく産地なんだよね。

ともあれ、防衛は自分のやる気次第だなあ...
とはいいつつ、0.16μSv/hでも食べちゃったけどさ。
食べればしっかり内部被爆しちゃう訳だが
0.06μSv/hを放出する放射性物質を全量
食べてどのくらいの影響があるか? って事だ。
ベクレル換算は検量線をひいて算出するしかないが、
だいたいの値でも充分に自己判断はできるだろう。
現実的にヤバイのはもっと高値のものが出ない事。
無駄じゃ無駄じゃ...というあきらめ感は避けましょう。
絶対にスリヌケ食品ブローカーはいるはずだからね。
少なくてもお子さまのいる家庭では注意喚起だわさ。
信頼が無い業者から購入する場合、出荷検査より
受入検査に頼るしかないもんにゃ。我々は弱者だし!!

| | コメント (0)

2011年7月 2日 (土)

文藝春秋と成美堂

東日本震災系のムック追加の2冊です。

■ 週刊文春臨時増刊 「東京電力の大罪」

Toden なかなか東電の酷さが実感できます。
親族で東電社員がいるって人もいますが
確かに営業だの水力発電の人たちまで
原発ムラの同類ではないのだが、
原発マネーに乗っかった人々や役員などの
上層部などなど、やっぱりヒドイもんだわ。
関連会社の人たちが英雄とは決して思わないが
自衛隊やレスキュー隊は東電のイビリにも屈せず
現場で被爆覚悟で対処された事は本当に感謝。

原爆ぶらぶら病も書かれている。
低線量被曝の危険では最近、
原爆ぶらぶら病やペトカウ効果が
論議されているが、確かにぶらぶら病は
ストレスくるウツ症状に酷似しているから
純粋に放射能によるとは言えない気もするけどね。
ペトカウに関しても実際には低線量ではないのでは
という解釈もある。とはいえ内部被爆すれば
1年でも24時間365日のおつきあいになるのは理解
すべきなのだろう。内部被爆はあくまでガンの転移
ではなく新規でガンが乱発する多重性ガンが特徴だ。

福島の小学生の鼻血頻発が問題になってきている。
小便セシウム検出などカウントダウンの状況であろうか。
浜通りの耳無しうさぎも現実発生してきたわけだしね。
植物の奇形も多く写真をブログアップなどされてきてます。
もうシナリオ通りに影響はスタートしているのだ。
広島の原爆でも直爆でなく内部被爆で内臓の内壁が
ボロボロに脱落して、まさに内臓がくさって吐き出される
症例も発生した。だが、直爆と入市被爆者の差はあれ
広島・長崎でもタブーとして表には出にくい世界もあるのだろう。

ともあれ、隣接地区で今の環境に安住し続けるなら、
それなりに予測される後の準備もしなければならない。
自ら選んだ道筋。子供たちのガン保険などでの
資金対策もすすめなければいけないのかもしれないね。

■ 日本地図別冊 「地図で読む東日本大震災」

Higashimap 放射能の流れは鳥瞰図だとわかりやすい。
双葉から飯館の谷が風道なのだろうが
浪江から相馬の尾根が阿武隈川河口の
平野部のバリアになっている風にもみえる。
だが霊山の岩峰で防ぎきれないだろう。
実際、霊山町がホットスポットな報道で
問題化しちゃったからね。
この鳥瞰図のデータは航空機から地表の
ガンマ線モニタリングをまとめているので、
地表での正確な汚染状況はわからないのだろう.....
ただ、いわきにしても、平市街地はけっこう高くて
小名浜は低い。でもいわきツーリングで宿泊した
田人地区はなぜか高い。つまり単純に
谷の気流の流れはあまり関係なく雨水が集まる
山間部の谷筋の地形が高くなるって事にみえてきます。

| | コメント (2)

2011年6月25日 (土)

河北新報社と宝島

311kahoku 大震災の時には記録として
新聞社が写真集を出版します。
ひさしぶりに本屋に行ったら
311大震災の特別報道写真集があった。
阪神淡路の時は全国紙の読売のものを
入手したが、今回は宮城県のローカル
有力紙の河北新報社のものだ。

写真が大きく掲載され文章に頼っていない
のが特徴です。発生から10日間のもので
あるため復興や原発については軽く
触れる程度だが地元紙のフットワークの
強さとリアルタイムな視点がしっかり感じられます。
実際に被災地に事後に入って見なければ
わからないと言う人もいますね。
基本的に自然災害の規模も様々であり
台風、水害、土石流、竜巻、豪雪、震災、
火山活動などの被災に対して優劣が
あるとする考えは私はあまり好きではない。
ただ被災地をタブーとして見てこなかった方々には
初めてならば、しっかりと見ておくべきなのでしょう。

それ以前に高速無料の被災者証明では
停電だけでもOKな自治体まであると聞くと
何が被災なのか馬鹿馬鹿しくなってしまう。
これまで私もタイムラグはあっても
躊躇せず日本各地の被災地などに入ってきました。
しかし今回は徐々に被災地に嫌悪感を感じるのです。
もちろん原発事故がネックにもなっているのは事実です。
現在進行中の原発事故はカタストロフではなく
ジェノサイドでしかないからね。
ともあれ、今回の震災は親の時代の戦中戦後の荒廃した
状態、高度成長期の公害、コンスタントに発生する天災
などに比べ、なぜか責任、保証、マネーという言葉が
飛び交うだけで、自分でなんとかしてきた先人の
努力とは違う被災社会システムに見えてしまいます。

Takarajima 一緒にあった別冊宝島のムックも
入手しておきました。
これは柏崎刈羽の震災事故の時に
2007年改定されたものです。
まあ、若狭、東海村、浜岡の事故
想定のケース試算などをしています。
極論で語られているのは間違いありませんが
宝島系は反対派だけの視点編集というより、
多角的に検証するケースも多いので
判断の手助けとして読むのは悪くないかと思います 。

実際、急性障害死は福島の場合は
押さえ込めていますが、これから広がる
晩発性ガン死についてはみんな
ダンマリなのは不思議ですよね。
ゴフマンの1万人中4000人死亡ラインなど
原発マネーの利益を貪った皆様が
認めたがらない情報などの説明もあります。

現在の反原発路線でテレビなどで
アプローチしているのは中部大学の
武田邦彦氏でしょうか。極論的な
言い回しは多いですが、言いにくいことを
さらっと言ってくれるので個人的にはOKです。
http://takedanet.com/

| | コメント (0)

2011年5月21日 (土)

福島につづく浜岡クライシス

Imgp3950 15日にXRV750で御前崎へ
浜岡原発ツーリングしてきた。
新品シラクをはいたアフリカ
ツインではひさしぶりだべ。
高速でさくさくっと到着だ!!
まずは西側の際に入ってみる。
政府の指示で中部電力は
渋々の原子炉の停止を実施した。
でも、津波がくれば燃料を保管している
限りは結果は同じかもしれないけどね。

Imgp3953 東側の際は10年以上来てないかな。
まだ5号機が稼働してなかった頃だ。
温排水で死滅回遊魚が生き残って
メッキがジャイアントトレバリーに成長
できる唯一の遠州灘の沿岸だったからね。
現状は6号機の敷地だけで
5号機がどでーんと目の前に鎮座します。
放水口横で出会ったおじさんが
職業ダイバーの人でした。
浜岡の2km沖にも入った事あるそうで
その位置には岩盤が露出しているのだが
これが粘土質の泥岩で、手でぼろぼろ
崩れるくらいなんだって。一枚岩盤の上と
言ってもかなり脆い岩盤なんだってさ。
しかも津波がくると取水口が詰まってしまい
ポンプが動いても冷却水が供給できない
状態になる恐れもあるそうです。

Imgp3961 でも、まあ、放水口の横でサーファーは
いるし、その奥さんと子供が波打ち際で
水に浸かって遊んでる。ルアーマンは
ウェーダー着込んで釣りをする準備してるし。
むろん釣れた魚は食べないで
キャッチ&リリースだからいいんだけどねえ。
沖に見える突堤は各号機の取水口です。
右手のコンクリが排水口になります。
ともに奥が1号機で手前が5号機です。

Imgp3940 1号機と2号機は現状で
廃炉になっている原子炉です。
しかし、放射能はしっかり高濃度。
防護服無しでは入れません。
貯蔵プールは透明な水で
馬鹿みたいにキレイなのに........

Imgp3941 3号機と4号機は停止したばかり。
冷却が進みます。10mの砂丘、
いやただの土手ですね。
これが津波を護るそうだが、
さらに12mの無駄な防波堤を間に
造るようだが、防水工事をしなさいっての。
安く誤魔化すことしか考えない人たちだ。

Imgp3942 そして最新の5号機ですが
これが一番問題を抱えています。
先日の震度6の地震でボルトは
26本も飛んでしまったのは
実はかなりコストダウンで日立に
造らせたせいで、基礎もかなりイイカゲンなんだって。
新しいから安全では無いのです。
新しいのは手抜きをして危ないのです。

Imgp3973 5号機は定格出力を
フル稼働する事もできないようで
火力発電で補うった差額などから
日立に賠償を進めているとも
聞きました。まったくどっちもどっちだ。
さらに週明けに福島第一原発もお漏らしフルスロットル
なのに浜岡でも騒がず静かにお漏らし発生してました。

Imgp3971 14日に停止開始した5号機は
14日夕方には原子炉に海水が混ざって
いる事は判明。冷却用の主復水器に
穴が開いて海水が進入していたのだ。
つまり排水にも漏れているわなぁ。
15日にはサーファーもその子供たちも
波打ち際や海の中で遊んでいたんだけどね。
警報も注意も無く黙っていたのは中部電力。
福島第一原発も400km圏内に着実に
放射能をばらまいてきている。
若狭原発銀座の敦賀原発も不調な上に
去年の高速増殖炉もんじゅの燃料落っことし事故
の復旧作業もそろそろ開始します。
さらにこの浜岡原発5号機の冷却トラブル....
静岡県は原発事故で四面楚歌になりつつあるにゃ。

Imgp3978 浜岡原発の展示館は大賑わいだが、
あそこで話しを聞いても定型一律な答え
しか帰ってこないのはわかっている。
「あらさわふる里公園」の外れにある
展望台へ来てみた。ちょうどワンコの
散歩をしていたのが、浜岡原発で働いて
いるおじさんだった。阪神淡路のときに
長田で被災して、御前崎に移った方なのですが
色々と本音な話を聞かせていただく事もできました。
ワンコもちょっと心配そうな顔ですね。

Imgp3958 確かに原発関係業者の半分弱の
1000人くらいはいらなくなるので
雇用が減るけど、中電で停止している
火力発電所を再稼働するため、
そっちに回されるだろうとの事です。

Imgp3979 最近は茶葉の福島からの
セシウム汚染が報道されますね。
岩手は滝沢でも検出され、
栃木、千葉、神奈川でも検出だ。
静岡県でも伊豆が一番ひどく、
牧ノ原や磐田までしっかり汚染が進んでいます。
浜岡原発の原発誘致は魚連がメインのため
茶畑農家には電気代くらいしかメリットは無いだろうに
農家にも動揺が広がっている。

Imgp3987 ちなみに、浜岡で地震時に
緊急時マニュアルを読もうと
したらモニターが全部落ちたので
なにもできなかったって。
さすが安全神話!!
写真は浜名湖の夕日です。
風景は綺麗でも放射能でも
バイオハザードなウイルスでも
目では見えませんからね。

| | コメント (2)

2009年12月16日 (水)

七里御浜のオーテンフェリー

Ohten02 熊野灘の七里御浜に
打ち上げられたクジラ?
もうおわかりですね。
先月の13日の金曜日に
熊野灘沖で横転した座礁フェリーです。

Ohten03 A"LINEのフェリー「ありあけ」は
東京~志布志~名護~那覇の
航路のフェリーでした。
こうなっちゃうともう
どうしようもないなあ。

Ohten04 現在、燃料の重油の抜き出し
作業が継続されています。
横っ腹にはコンテナの作業小屋
が設置されて長期戦に対応
しています。春までに終わるのか?

Ohten05 作業は日本サルベージの
多目的作業用台船「海島」
をメインに対応しています。
クレーンな重機がものものしいね。
まさにハイハーバーのサルベージ!!

Ohten06 早朝から作業が開始されて
いますが、小型船からは
重油の中和剤が散布されて
います。オイルフェンスは1重にしか設置され
ていません。波が少しでもあればジワジワ
漏れ出ているのでしょうね。

Ohten07 海岸からフェリーまでは
150mくらいかしら。
駆け上がりの位置で
ひっかかっています。
周辺の砂浜は現在、立入禁止の
ロープが張ってあります。

Ohten08 煙突の裏側あたりから
潮目のようにオイルが
流れ出て筋をつきっています。
小型のフェリーですが
身近に使う船舶だけに今度フェリーに
乗る時は安全を考えちゃうなあ。

Ohten09 左舷のスタビライザーは
ニョキリ出ていますね。
まあ、右舷は海底に接してる
のでどうなっているのか
わかりませんけど、自動車甲板の固定の
甘さが、この惨事となったのでしょう。

Ohten10 曲線が美しいのだが
王子ヶ浜の漁協では
シラスが事故以降まったく
とれなくなってしまったと
報道されています。だって数km沖合にも
大型の散布船が行き来してるんだもん。

Ohten11 朝だとまだ見物客も少なく
じっくり作業開始の
光景を見る事ができました。
ともあれ、重油を抜いた後に
この場で解体するのか、船をたてて
曳航できるのか? 難しいところですが
良い漁場であり、釣り師にも
人気のある七里御浜なんで
無理しないで進めてもらいたいですね。



| | コメント (2)

2009年9月12日 (土)

遭難救助ヘリの悲しい知らせ

Wakaayu2 ドクターヘリを見た11日に
ヘリの事故が入ってきました。
各務原の岐阜基地をベース
とする岐阜県防災ヘリ若鮎II
BELL 412EP (JA96GF)です。奥穂高の救助での
事ですがテールローターをひっかけたためで
やはりテールローターが露出している機種は
さらに慎重な判断が必要になるのかな。
パイロットら搭乗員3人はハイリスクでも出動した
訳です。原因がどうであれ、遭難者のために
入ったのです。本当にご冥福をお祈りいたします。

今年は天候が悪く登山者が少なかった割りに
遭難事故が多かったように感じます。
今回の西穂高から奥穂高の尾根は
一般登山道ではなく登攀ルートだったと思います。
奥穂高も遭難が多発したようで最近でも
9/4にも名古屋の男性が滑落して死亡。
8/26は茨木市の男性が滑落しています。
私も40歳以上の中高年になってしまっています。
しかもカタワな人間であり、無理は慎むようにしなきゃ。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧