飯縄大権現は烏天狗の顔の不動明王が白狐に跨がっています。
烏天狗は飯縄三郎坊で不動明王、ダキニ天、弁財天が習合しています。
ですので、石像の横の御札に書いてある真言は
弁財天とおなじ「おん そらそば ていえい そわか」となっていますね。
また狐は管狐といい、小さい狐で竹管の中に入れて運ぶため
管狐と呼ばれるのです。この管狐を使って術を行う事を飯縄使
(イヅナツカイ)といい飯縄山の神からその法を感得するのが飯縄の法です。
しかし邪法、外法とされ魔術的な意味合いが強いようです。
この管狐はイタチの仲間であるオコジョを意味する事もあるが
実際オコジョに似たニホンイイズナという日本固有種のイタチもいます。