ロケットエンジン作動のプロセスの概略はこんな感じ。
1) 起動用電動機を入れるとギヤボックスを介して
内蔵ポンプで各液を圧送する。
2) スロットルで調圧起動弁を開きT液(過酸化水素)
を蒸気発生器に流し、高圧ガス化してタービンや
発動機を止めても自立運転を維持する。
3) 更にスロットルを進めるとC液(ヒドラジン)と
T液の発停弁が開き、3段階に調整可能な
C液調整弁を開く。これで燃焼室内で作動する
噴射器の数が増加する。(最大12個)
4) 2液が混合する事で自然発火して高温高圧ガス
が排気ノズルから噴射されてロケット推力を得る。