西太平洋ミクロネシア連邦のヤップ島から回収した
零式艦上戦闘機(三菱4708号機)です。
零戦には中島製と三菱製がありますからね。
零戦は21,22,32,52,53,54,63,64型があります。
小牧南工場の機体は52型甲で浜松基地の機体は21型です。
ともに三菱重工で復元された機体なのですが、
実は小牧の機体はかなりボロボロでほとんど当時の
図面から復元した新車クラスの出来上がりです。
逆に保存状態の良かった浜松の機体は
当時の部材を多く残すことができた零戦なのです。
歴史としては浜松、飛行機の構造としては小牧南という感じですね。
もちろん三菱の最先端な飛行機屋が復元したのだから
デキは抜群です。ある意味、中途半場に直すなら
知覧特攻平和会館 に展示してある52型丙のように
引き上げられた状態で展示されている方が好きだなあ。